動く人と動かない建築が並列
人と建築の距離を縮めるには建築の成り立ちから考える必要があり、容れ物では人は建築と距離を詰められない。人が建築と直に対峙するには、人が建築に包み込まれるのではなくて、人と建築が並列になり、人は動く物、建築は動かない物として関係性を築く。
建築を人から切り離して考えることもできるが、むしろその方が建築という物を直に考えやすいかもしれないが、動く人はやはり不確定要素に満ちているし、純粋に建築という構築物だけの方が美しい物ができるだろう。
人の動きに動かない建築が呼応し、動かない建築が人の動きを制御する。容れ物ではなく、包み込まれる訳でもないから、並列な人と建築は各々別々に成り立つと同時に相互依存でもある。自律と他律が同時に成り立つ様をまず言葉で考え、次にプランにする。
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