カリスマを信じると落とし穴にハマる

世の中にはカリスマと呼ばれる人がいます。

こういう人たちを普通の人は尊敬して強く求めます。なぜなら「カリスマにもっと良い世界をみせてほしい」から。だからカリスマを信仰してしまうわけですが、これには落とし穴があるので注意が必要です。

例えば会社に1人の絶対的なカリスマがいたとします。


そうなるとみんなその人の意見に従って行動しようと考えます。


なぜならカリスマは自分たちでは及ばない考えを持っていて、自分で考えて動くよりもその人の意見に従っている方が、上手くいくと思ってしまいますから。

しかしそれが最初の落とし穴です。

なぜならどんな天才でも失敗はするから。

どれだけのカリスマでも誰かに指摘されることは大事なんですよ。誰も逆らわずみんなが自分のことを崇拝している状態が出来ると、「自分が1番正しいんだ」と勘違いしてしまいます。そうなると間違った思考から抜け出すことが出来なくなります。

自分の考えに自信を持ってしまうと「自分の過ちを認めることが出来なくなる」んですよ。

それは大きな失敗に繋がります。

もし間違っている時に誰もその過ちを修正できなければ、最悪の場合は組織全体が崩壊することもあるわけです。だからカリスマを信仰しすぎるのも危険なわけです。テロ事件を起こす宗教団体や大きな詐欺が発覚する大企業、またカリスマ投資家が勧めた投資法などで、大きな損失が出たという事件も過去にはありますからね。



カリスマは時に大惨事を招く可能性も秘めているわけです。



そこまでの失敗をしてしまうのはやはり批判されないからでしょう。カリスマ性がある人は成功してきたしそれで上手くいった人が多いんです。

だから失敗から学ぶことが出来ないわけです。

カリスマを信仰している人も「この人は失敗しないから大丈夫だ」と、安易に期待してしまう傾向があります。だから強い信仰心が大きな間違いを招くんです。なのでいくら天才でも安易に信用することは危険だと言えます。

仮に絶対に間違わないような超天才がいたとしましょう。

しかしそういう人は我々とは明らかに次元が違います。

あまりにもステージが違うのでそういう人をどれだけ尊敬しても、その人と同じ領域にはたどり着けないんですよ。またそういう人の言葉は我々には理解できないでしょう。それくらい才能の差を感じさせる人はいますから。

そういう人は才能や努力量、運や環境の要因も含めて、遥かにレベルの違う世界に行ってます。

つまり違う世界の人間なんですよ。

そんな人を真似ても同じような世界へはいけません。



時代的な背景も含めて大きな成功を成し遂げられる人がいるでしょうから、違う時代になったならアプローチを変える必要があるんです。つまりカリスマに憧れて目指しても、カリスマになるだけの要因を持ってなければ、絶対にカリスマにはなれないということです。



明石家さんまやイチローような偉大な人間になるのは難しいことだということです。

例えばお笑いがこれほど世の中に浸透する前の時代にデビューした人と、今からデビューする人では環境が違い過ぎます。今の時代なら芸人よりもユーチューバーの方が可能性があるでしょうからね。

ユーチューバーも2010年くらいからやっている方が成功率が高かったでしょう。

今は多くの人がYouTubeをやっているので後発組は厳しいわけです。

だから自分なりの戦いをすること。

それも必要なんだろうなと思うんですよね。カリスマに憧れるのは悪いことでは無いですが、カリスマになろうとしても簡単になれるモノではないので、自分のやるべきことを誠実にコツコツやっているのが1番良いじゃないかと思います。

だから「カリスマの落とし穴」に注意してくださいね。

何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。