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目黒川の看板で印刷の常識が覆された話。インクって重力でこぼれるんだ・・・

明日のnoteは何書こうかなーなんて、中目黒を徘徊したりしている店長のはなちゃんです。

私、長い間、広告のデザインの業界におります。パンフレットやポスターといったいわゆる紙ものに関してはそれなりに知識と経験を積んできたと自負していたのですが、この前、目黒川を歩いていたときにある看板を発見しました。

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「ふるさとの川案内図〜魚と野鳥がすむ目黒川〜」

この看板です。この看板ちょっと違和感があるんです。「魚と野鳥がすむ目黒川なんて書いてあるのに、魚と野鳥の話がかいてないじゃねーか!」と思ったあなた、正しい意見なのですが、私が感じた違和感はそこではありません。

もう少し寄ってみましょう。

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わかりますか?さらにもう少し寄ってみますね。

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えー!!目黒川船入馬の字が重力でこぼれてるー!!

ってことなんです。

この場合紙ではなくもしかしたらシートへの印刷かもしれませんが、重力で文字が落ちちゃってるんですよね。

通常印刷は、CMYKの4色の色を組み合わせて色を表現します。

Cはシアン(水色っぽい青)、Mはマゼンダ(結構きつめのピンク)、Yはイエロー(普通の黄色)、Kはブラック(K=クロだと思いがちですが、ここだけ日本語はおかしいですよね、Key plateっていう意味だそうです。

CMYはちゃんと英語でいわれるのに、印刷業界ではKのことはスミ(墨)と呼びます。真っ黒はスミ100%です。

まぁ雑学はこの辺で。

通常この手の印刷は、鉄板などにペンキを塗るわけじゃなく、白だったら白の紙に対してCとMとYとKの4回、そこに決められた分量のインクを載せていくんです。すると不思議。たった4色のインクの掛け合わせで美しく繊細なパンフレットやポスターになります。あなたの手元にあるその印刷されたものは実はCとMとYとKで4回刷られて初めてその色になってるんです。

そしてその印刷されたものは、ある程度素材の紙に馴染むので、ポスターなんかで経年劣化で色あせているものはあっても、インクが重力で落ちてきてるのってなかなかみたことないですよね。

そんなレアな看板が目黒川の東急ストア付近で見れます☆

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はなちゃん言ってるのこれのことだな、って見に行ってみてください☆

あえてこう言うグラフィックデザインを見たことありますが、それってこういうレアパターンからの発想かもしれませんね。

黒は熱を持ちやすいんで、夏の暑さにやられて、接着が取れてきたんでしょうね。偶然の出会いに思わぬクリエイティブが生まれてきそうな予感。

でも、中目黒土産店の商品たちは時間が経ってもデザインがこぼれおちるということはありません。

特にこぼれないデザインの商品を今日は紹介しましょう!

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じゃじゃん、中目黒土産店のてぬぐい「未来予想図」。

このイラストは中目黒土産店の未来のお店を表現したイラストで、ちょっとやそっとのことで、この想い、こぼしてなるものか!!

ということで、完全に手ぬぐいに染み込んだこのイラストのてぬぐい 、よろしくお願いします☆

それではまた。

中目黒土産店/はなちゃん

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