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株式投資を始めるときに読む本5選

コロナ相場で株を始めた人も多いようですね。 ヒップホップ好きの中でも投資も始めよう(あるいは始めた)という方もいるかもしれません。 
というわけで、一応トレード歴約8年、なんちゃってゆるトレーダーの僕の「まず読むべきおすすめ書籍5選」を挙げてみました。

自分は新卒2年間ぐらい、震災直後の2011年あたりからトレードを開始しました。
 最初は投資信託をコツコツ積み立てたり、友達と元手100万で1年間でどれだけ増やせるか対決などをしてましたね。
あぁ、、、おもひでポロポロ。

 タイミング的にちょうどアベノミクス前夜だったので、初めてすぐにそこそこ儲かったのが続いてる理由かもしれません。 
そういう意味でも今回のコロナ相場も参入にはなかなかよいタイミングな気がしています(但し2番底要注意!)。

これから投資を始めてUSのラッパーばりに金を稼ぎたいと思っているヒップホップファンの方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

株を始めるときに読むべき厳選書籍5選

いきなり漫画かよ!とツッコミが入りそうですが、トレードの全体像を掴むには圧倒的にお勧めです。
投資手法ではなく、そもそも株式投資とは何ぞや?という仕組みの部分がかなり事細かく説明されています。
漫画といって侮るなかれ。
下手な入門書よりよっぽど丁寧に解説されているので、いきなり読み切るのは結構大変なんじゃないかなと思います。
これより簡単な入門書・漫画はたくさんありますが最初にしっかり全体像を理解してしまうと後が楽なのでこちらを推奨します。

 タイトル通り、ファンダメンタル投資を体系的にまとめた本です。
ファンダメンタルとは要は財務諸表を読み込んでその企業の成長性や株の割安感を掴んで長期投資しましょうというような手法。
有名なウォーレンバフェットはファンダメンタル投資の一種、バリュー投資で巨万の富を築きました。
お勧めしておいてなんですが、資金力がない個人がファンダメンタルのみで勝負するのはかなり厳しいと思います。
しかしながら、ファンダメンタル分析は株式投資の醍醐味だと思いますし、チャートで売買する場合も銘柄の絞り込みで活用できるので知っていて絶対損はしないです。
また、もし会社勤めをしている方や個人事業を営んでいる方なら会計や財務の知識は本業でも活かせるので一石二鳥かと思います。 

ジョン・シュウギョウ先生直伝入門書。これは最高にわかりやすいですし、最高に実践的です。
チャートを使ったトレード手法としてはとてつもなくシンプル且つ実践的なので、実践型の入門書としては断トツ一位だと思います。
これを読めば普通に株を買ったり売ったりができるようになるはず。
この本の良いところは理屈が明快なことと、実際の判断基準を具体的に書いてくれているところ。
僕は元々前述のバリュー投資(財務諸表から割安放置株を見つける手法)ばかりやっていてチャートが全く読めませんでした。
この本に出会ったおかげでトレンドから売買の参入タイミングがわかるようになり、今のような相場でも利益が上げられるようになった気がします。。
同著者の「世界一やさしい 株の練習帖1年生」と「世界一やさしい 株の信用取引の教科書 1年生」もセットで読むとさらに理解が深まると思います。
この本に書かれている内容を完璧に理解して、基本が身についてから別の書籍やセミナーに参加するので全然遅くないです。

ちょっと趣の違うものを一つ。
こちらは伝説の投機家、ジェシーリバモアの生涯を描いた小説。
個人的にはこの本からは投資の理論を学ぶというより、リバモアという相場師の生き様を通じて、相場の魅力、恐ろしさを疑似体験できることに価値があると思っています。
ヒップホップ好きの間では知らない人はいないであろう人気の映画「スカーフェイス」。
この映画が好きでトニーモンタナに憧れた10代を過ごした人は絶対に読んで損はしないと思います。
投資を実際にやっていない人が読んでも面白い本です。 

伝説の投資集団、タートルズの中でも首席的存在だったカーティス・フェイスによる指南書。
これは枕元に置いて、迷いが生じたときには何度でも読み返すべきバイブル級良書ですね。
前述のジョンシュウギョウ氏等の実践本を読んで、実際に一定期間トレードをしたあとに読んでみることをお勧めします。
というのも、基本的なツールの使い方がわかって、実際に売買してみると意外とルール通りにできないことに驚くと思います。
人間は合理的には行動できない、常に感情(焦燥感や恐怖)に支配されて非合理的な行動をとってします。
こうした投資の難しさの方針をとてつもなく的確、冷静に指摘し、どう行動すべきかを指南してくれるのがこの本です。
本著で書かれているのは細かい売買テクニックやツール紹介ではなくもっと本質的なトレードにおける原理原則、核となる部分です。
中盤以降はともするとすこし難しく感じてしまうかもしれません。
その場合は前菜としてニコラス・ダーバス著「私は株で200万ドル儲けた(パンローリング)」とかを読んでみてもよいかもです。 

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以上、初心者におすすめ書籍5選でした。

株式トレードはヒップホップと似ている?

いかがでしたでしょうか。

今回紹介した本はトレード好きなら絶対に読んでいるであろう名著ばかりです。
ヒップホップでいえば間違いなくクラシック。5MICS揃い。
ぜひ、こうした書籍を読み、ネット証券会社に口座を開いて少額でも自己資金をつかってトレードしてみることを強くお勧めします。

完全に蛇足ですが、株をやっていると拝金主義だとか、汗を流さずに金を稼ぐなんて卑しいみたいに言う人が結構います。
 日本では投資に対してネガティブな印象を持っている人がびっくりするぐらい多い。
別にだれかを騙して稼いでるわけでもなく、一生懸命何年も地道に勉強して、たまにお金を失いながら自己責任でやっているのに、この風潮ははなぜなんだろう??と思ったりするのですが。
もしかすると戦後日本の製造業で発展してきた過去の成功体験を引きづっていることに加えて、義務教育で殆どお金に関して取り扱わないことに起因しているのかもしれませんね。

またまた話は逸れますが、個人的に思うのはヒップホップとトレードは魅力が似ている部分もある気がします。
それこそ今回紹介したジェシーリバモアとかの生き様って結構ヒップホップ的な瞬間性というか刹那に輝く妙な魅力みたいなのがあったりして。
相場師って、えてして魅力的な人が多いんですよね。
投資スタンスにも、ファンメンタルを重視する人やチャートを重視するがいたり、正解がない中で様々な派閥や考え方があるんですね。
これはブーンバップ好きの90's原理主義者とマンブルラップやトラップが好きな現行型の争いにも似てる気がします。
株式市場そのものにもトレンドが行ったり来たりしているところも似てる。

そういう意味でもヒップホップが好きな人はトレードにもハマる素質があると思うし、資産形成手段としても非常に有効だと思ってます。
騙されたと思って、ぜひ1冊でも手に取ってもらえたら幸いです(^^)/

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