見出し画像

とみおかアンバサダー活動③~富岡発日本酒新銘柄を立ち上げる!

今回のアンバサダー活動のメインイベントは「富岡の酒米を使った日本酒の立ち上げ」。私達とみおかアンバサダーは「名前」「ラベル」「コンセプト」の立案にかかわらせていただきました。12月に現地ミーティングを行い、それを受けてアンバサダー間で案を出し合って、ひたすらそれをブラッシュアップしていきました。いや~本当に中身の濃い日々でした。
そして昨日(1/19)の現地ミーティングでついに!名前とラベルが決定しました!!

しかーし、現時点ではまだ何もつまびらかにできません。悪しからず。弱み握られても自白剤打たれても絶対に口割りませんからね!というわけで写真は無難に、昨日のお昼にいただいた観陽亭のお弁当です。いつもありがとうございます。

11月に始まったアンバサダー活動を通して、多くの町の方々にお会いして、話をうかがうことができました。私は「復興」という言葉が嫌いで、軽々しく用いないようにしています。理由はいろいろあります。一つは語感。「フッコウ」という、鼻息だけでも吹き飛んでしまいそうな軽薄な響きが嫌です。東北各地の筆舌に尽くしがたい苦労や痛苦を伴う努力を形容するには、あまりに薄っぺらい言葉だと思います。二つ目は無責任さ。主語も目的語も明示されず、あまりにフワッとしすぎています。それでも「フッコウ」とだけ連呼しておけば何かを語ったような気になる、誰かに思いを寄せているような気になる、そんなまやかしの清涼感もうんざりしますね。

そして3つ目の理由が、この数回の現地視察ではっきりしてきました。避難指示が解除された町に戻って奮闘されている方々は「何かを元に戻そう」としているのではないのだろうな、と思うようになりました。「のではない」は言い過ぎかもしれません。「元に戻そう」というよりは、「新しく作ろう」が近いのだろうな、と思います。もちろん元に戻したいこと、戻すべきこともたくさんあるのでしょう。でも私はそれ以上に、富岡という土地に入植して新たな街づくりに取り組む「パイオニア」としての気概みたいなものを、現地の方々から強く感じました。ある方はワイン作り、ある方は先進的な農業、ある方はラーメンに店舗展開、ある方はコミニュティの拠点作り。復興というよりは、新興。もっと言えば、創造です。

これまでの富岡町と新しい富岡町とが、きれいなハーモニーを奏でながら歴史をつむいでいける。そんな日々を思い描きながら、誠心誠意立案に取り組みました。これからの町を彩るうるおいとなれるならば、これ以上の喜びはありません。

詳報はまた後日。もうしばらくお待ちください!

#とみおかアンバサダー
#富岡町
#イノベびと

【初出:2020年1月20日/facebook, ブログ「N予備校 中久喜匠太郎の講師室」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?