FaceRigでオンライン飲み会に美少女として参加する
この前ダ・ヴィンチ・恐山さんのこの記事を読んでオンライン飲み会に美少女として参加したい気持ちが湧きました。
そこで、前から気になっていたFaceRigというSteamで購入できるソフトを導入してみたら、想像していたよりも簡単にオンライン飲み会で遊べたので、簡単に説明しようと思います。
webカメラを持ってて、オンライン飲み会のおもちゃに2000円弱出せる人はぜひ導入してください。
こんな感じでwebカメラで取り込んだ顔の映像をトラッキングして、アバターの子が表情を合わせてくれます。
酔っぱらってるときに美少女アバターが自分と同じ動きをしてくれるのは気分がいいのでおすすめです。
FaceRigを購入する
まずSteamでFaceRigを買います。通常時で本体1480円。
これだけでとりあえずプリインストールされてるアバターを使えます。47種類ありますが、欧米人好きのするアバターが多いので動物系のアバター以外は日本人ウケしなさそうでした。サイボーグ男爵とか普通に怖い。画像の犬はドッジ君というらしいです。
いわゆる美少女アバターを使いたい人はDLCの「FaceRig Live2D Module」を買いましょう。398円。DLCはダウンロードしたら勝手にインストールされます。便利ですね。
FaceRigを起動して触ってみる
ソフトを起動して「LAUNCH」を押したら、アライグマが出てきます。webカメラを接続してたら左下に自分の顔が映ってると思います。
それが人間の顔としてうまく認識されてたら、鍼治療みたいに顔面に点が打たれます。そうなっていれば顔のトラッキングがうまくいっているので、首を振ったり口をパクパクさせて遊べます。
顔が認識されていれば、上に表示されてる青いUIの左から4番目、「トラッキングを自動調整する」で表情と顔の向きを合わせましょう。真顔でモニターの中心を見据えて調整ボタンを押してください。
カメラを見つめて調整ボタンを押すと、モニターを見ているときに視線がずれてしまいます。自分が正面を見ているときに、アバターも正面を向いてくれるようにしましょう。
この調整がうまくいくと、目線と顔の角度をちゃんと対応させてくれるのでオンライン飲み会で手元のスマホをいじってると、ちゃんとバレます。
お酒を飲むと、缶で顔が隠れるのでトラッキングが外れてアバターは真顔になります。一瞬魂が抜けてるみたいになるのでウケます。
顔の認識は、正面のモニターの真上か真下にwebカメラを設置すると具合良さそうでした。部屋の照明で逆光になってる場合は、電気スタンドとかで正面から顔を照らしてやると安定して認識してくれるようになってくれると思います。
この記事のサムネの画像が自分の環境を写していて、電気スタンドを顔に直接照射しています。
アバターの変更はベーシックUIだと一番左にあるボタンを、アドバンスUIだと緑の一番上にあるボタンを押すと変更できます。
プリセット以外のアバターを使いたかったら、SteamのFaceRigのページの「ワークショップ」ページに行って使いたいアバターをサブスクライブしてダウンロードすると使えるようになります。大体無料のはずです、たぶん。
ダウンロードしたアバターはFaceRigを再起動したらアバターのところから選べるようになってるはずです。
普通に版権キャラとか多いので、オンライン飲み会で私的利用するだけなら大丈夫と思いますが、著作権とかには気を付けたほうがよさそうです。
Live2Dのアバターを使うとき初期設定だと画質が荒いです。アドバンスUIの「一般オプション > グラフィックス > 2Dアバターの描画クオリティ」をいじるとPCのスペックと相談のうえで、画質を上げられます。
映像を仮想webカメラとして出力する
FaceRigの動作がとりあえず大丈夫そうだったら、ビデオ通話に出力して遊びましょう!
通話アプリ側とFaceRig側両方で操作が必要になります。
まずFaceRig側で、ベーシックUIの人は一番右のボタンでアドバンスUIにして、青いボタンの左から4番目の「ブロードキャストに切り替え」をクリックしておきましょう。
この操作をしておかないと、通話アプリで出力しても黒い画面しか表示されません。
FaceRig側での切り替えがすんだら、通話アプリのビデオ設定でカメラの切り替えを設定するところを探して「FaceRig Virtual Camera」にしましょう。
それが完了したら、美少女アバターでオンライン飲み会に参加できるはずです!
これはzoomの画面ですが、LINE、Skype、Discordあたりでも設定をいじればできるはずです。
感想
一発芸としてFaceRigを使ってVtuberみたいにオンライン飲み会に参加してやろうと思ってFaceRigを触ってみたんですが、最低限機能するところまで導入するのが想像以上に簡単だったので、まとめてみました。
最初にも書いたんですが、webカメラと、PCと、おもちゃに使える2000円弱があればぜひやってほしいです。
飲み会中、アバターを揺らすために顔をしきりに振って、アバターにまばたきをさせるために普段よりも瞼をしっかり閉じるので、肩こりとドライアイに効く説があります。
注意点として、参加者の中で過半数がVtuberっぽくなると、現実感が薄れてバーチャルに重心がいってしまうので、適宜webカメラの映像とFaceRigの映像を切り替えて、中の人の映像を出しながらバランスをとって、現実を見失わないようにして下さい。
より細かい設定をしたい人は、詳しいブログを見れば詳しいことが書いてあると思います。自分もFaceRigを購入して日が浅いので、まだまだ遊べるんだと思います。
このnoteがFaceRigを導入する最低限のガイドとなれば幸いです。
定期的に更新したいという気持ちはほんもの