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夏眠(かみん)をとりましょう!

今年は梅雨の始まりが遅く、昨日と今日はまた危険を感じるくらいのあつさになっていますね。

そんな中、うちの大学のキャンパスでは、とてもよくカタツムリをよく見かけます。
人によってはカタツムリはナメクジみたいでヌメヌメしているから嫌い、という人もいるかと思うのですが、このせわしない世の中で、僕はカタツムリを見るとなんだか少しホッとしてしまうのです。

ただ、実はそういう自分も、キャンパスにカタツムリがいることに気がついたのは一昨年のことで、それまではいろいろバタバタしていて、カタツムリがいるのに気がついていなかったのかもしれないですね。。。

そして去年に新発見したのは、カタツムリが出てくるのは夏前の梅雨どきだけではなくて、冬になる前の秋口にも出てくるのだということです。

10月頃にキャンパスで見かけて、なんで秋に?と思ってネットで調べてみると、実はカタツムリは年中いるのだそうなのですが、寒くて乾燥する冬場は、草の下などで冬眠するために、秋にその備えのために食料をたくさん食べるために、活動的になって出てくるのだそうで、50年生きてきて初めて知って、とても驚いたのでした。

さらにビックリしたのは、カタツムリは暑すぎる夏にも耐えられないので、夏場も殻の入り口に膜を張って、暗くて涼しい落ち葉の下などで冬眠ならぬ夏眠(かみん)をするらしく!!!
ダメなときには徹底的に身を守るすべを持っているのが、すごいなあと思ったのでした。

人間も、あかんときやしんどいときにはあまり無理せずに、自分の殻という「マイスペース」に閉じこもって、カタツムリさんのように、ゆっくりでもいいから「マイペース」でいくのがいいのかもしれないですね。


ちなみにカタツムリというのは雌雄同体で、交尾をするときには両方が妊娠できるのだそうです。
このあたりもなにか人間よりも進んでいるような気もして。。。


最近カタツムリは年々減っていっているそうなのですが、一度アスファルトなどで土地が遮断されてしまうと、新しい緑地を作ったりしても、乾燥に弱いカタツムリはそこに移動していくことができず、もう見られるようになることはないそうです。

ネット情報がハイスピードで飛び交う、都会化が進んだ社会はとても便利なのですが、カタツムリのような存在が居場所をなくしてしまうのは、かなしいことのような気がします。

人の心というものも、本来はすごく繊細で乾きやすいものですし、ゆっくり育っていくものです。
あまりの早い変化には、心が追いついていかないようにも思います。
また、誹謗中傷というものの多さに、心の渇きを感じることがある今日でもあります。

今年の夏も史上ないくらい暑くなりそうな気配があるので、みなさん、無理しないで、心のうるおいアップでいきましょう~~~

https://suzuri.jp/rao32/244053/mug/m/white





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