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「基本」と「普通」の違いとは

僕は仕事柄、たくさんの人と出会う


皆さんに共通しているのは何らか
ケガや病気をしたということであるが



それぞれ
いろんな時代に、いろんな仕事をして、
いろんな人生を生きてきた

人生経験豊かな方々が多い


そしてそんな人たちと関わり、話しをすると
勉強になることがとても多い




この間、ある人(70代元鉄骨工ギャンブル好き)
と話していて

「職人」の話題になった


「鉄骨工(昔は特に)は技術の世界で、職人の世界
先輩の仕事を見て盗み、自分で試行錯誤と失敗を重ねて
上達して腕を磨くしかなかった」と言ってた



僕の仕事もある意味同じやなと思った



知識的なところは文献などで
新しい情報を常々取り入れるしかないが

その上で一人一人違う
患者さんの体を見て動かしてさせてもらい自分が学ぶ
毎日その積み重ねでスキルアップしていくしかない

研修とか学会にも行くけど
やはり重要なのは日々の積み重ね


そんなことを話していると



仕事の上で「基本」と「普通」の違い
ってなんやと思う?と聞かれた



え、急に深



僕の返答はしょうもないので書かないが

その人が「おれの考えでは…」と説明してくれた



「基本」とは技術のことであり、先輩を見て盗むもの


そうして見て盗み、試行錯誤しながら身につけた基本を
毎日繰り返すとそれはその人にとってそれが「普通」になる

基本が普通になれば少し自分以外のものに視野を広げる余裕も出てくる


そしてその普通を日々繰り返すと「当たり前」になる
普通が当たり前になると自分の色が出せるようになってくる


当たり前を何年何年も丁寧に続ける
その先も続けていくのが「職人」


職人とはそういうもんや




かっこえ




僕は混乱した



いつも僕分からん言うてるのに
競馬とパチンコの話しかせんのに

なんで急に職人に戻った?




そして僕はまだまだ職人ではなかった


やはり倍生きてる人は
人としての深みが違う



日々頑張って
いつか僕も誰かのためになれる
職人になりたい

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