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会社は誰のもの【M&A日記】

#会社は誰のもの

私が売買を仲介するのは会社の株式。
株式を譲ることによって会社の所有権を移転する、という言い方をする。

なので、株主は会社の所有者であり、すなわち会社は誰のものかと言われれば、株主のものというのが私の答え。

また、株主に与えられた権限から、会社は実質的に株主のものであるという説明も出来る。

例えば経費を使うか、設備投資するかどうかとか。
多くの会社には社内稟議規定があって、一定の役職者によって判断される。
その役職者の人事権は取締役会等の経営陣が担っているであろう。
その取締役に対する人事権を持っているのが株主だ。
なので、事実上株主が権限を持っていると言える。

また、企業活動によって生じた利益は会社に残る。
繰越利益として純資産に積み上がっていく。

株の相続税評価をするとき、会社の純資産が指標になる。
ということは、純資産は株主のものということ。
会社に貯まったものは株主のものであるというなら、会社が株主のものと言っておかしくない。

ということで、当たり前の話をしてしまい、テーマの趣旨とはズレていると思うが、大前提としてというところでの話として理解してもらえたら。

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