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嘘八百人一首(009)


鼻の下は むつりなりけりな いたづらに
わが身棒にふる ながめせしまに

 
                          をのこあやまち


〔本歌〕花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

                              小野小町



【訳】鼻の下は伸び、むっつりしていたなあ。無益に自分の人生を棒に振ってしまう、じっと見つめていた間に。

【解説】心なくまもりにき、とぞ言ひける。



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