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就活 in 1995 (その 1)

note先輩つかさまきさんの履歴書というシリーズがありまして。

数年前にそれを読んだとき、まきさんの文章力にとても感心したのとともに、「そうそう、こういうことは記録しておかないと忘れちゃうんだよね…」と思ったのです。なにしろ自分しか覚えていないことですし、就職、転職については質問を受けることも多く、覚えているうちに書いておかないとねぇ、という年頃になってまいりましたので…。(これ以外にも記録しておきたいことはたくさんあるんですよねぇ。あの会社の裏側!とか、あのプロジェトの秘話!とか。公表できない(笑)けど、記録に残しておきたい!)

そんなわけで、初っ端として、自分の就職活動について書いてみたいと思います。

1996 年卒業の自分が就職活動を始めたのは、1995 年の春。資料請求と説明会へのエントリーはかなりの数しました。正確には覚えてないですが、100 社は超えていたと思います。

その理由は、一つには、状況が厳しいという認識があったからです。様々な接待を受けたとか、内定式前に海外へ連れていかれて他の会社の内定式に行けないよう軟禁状態にされたとかいったバブル期の華やかな(?)昔話を聞くにつけ、なんだこの違いは!と思ったものです。

一方、自分が社会人になって何をしたらいいのか、正直よく分かっていない、という理由もありました。そもそも自分は大学院に進みたい、と思っていたのです。でも、同じゼミのメンバーに「中川は社会にでて働くほうが合ってるんじゃないかと思う」と言われ「そうなのかなぁ?」と素直に納得して、「まあ、就職活動をできるのは一生に一度のチャンスだし」と思ったのです…。だからこそ幅広い業種の会社のことを調べて、話を聞いてみようと思いました。

どんだけ節操なくいろんな会社の説明会に行ったかというと(笑)、覚えてるだけでも…、味の素、ハーゲンダッツ、マクドナルド、日本リーバ(今のユニリーバ)、セブンイレブンジャパン、エーエムピーエム(今はなきコンビニam/pm…)、全日空、電通国際情報サービス、日本 IBM、ソニー、アンダーセンコンサルティング(今のアクセンチュア)など。まだまだ他にもあると思うのですが、思い出せない…。

そんな中で気づいたことは 3 つ。

1. 自分の生活で関わっていると感じられない会社には興味が湧かない
どんな業種でも何らかの形で人々の生活に関わっている、ということは頭の中では理解できるものの、自分の生活の中で目に見える形で現れてこない会社には興味が湧かないんだな、と思いました。コンサルみたいなところがまさにそんな感じ。学生の自分には、大部分の会社が何してるのかなんて、わかるはずもなかったのです。

2. 会社の魅力は人である
これは今でもそう思うことですが、どんなビジネスをしているか?どんなブランドを持っているか?は、その会社への興味を引くには十分なのですが、実際に働きたいか?を決めるのは、その会社で実際に働く人たちがどんな人なのか、魅力的な人なのか?一緒に働きたいと思わせる人なのか?ということなんだなぁ、と思いました。

3. 外資系のほうが感覚が合うみたい
説明会に行った会社もかなりの割合で外資系でしたね。上で書いてみて改めて気づいたわけですが(笑)…。自分の性格には外資系があっていそうだ、と薄々気づいていたようです…。でも、一番ショックだったのは日本 IBM の幕張のオフィスに行った時、女性が制服を着ていたこと…。異様な風景に、えーと、昭和の日本企業か!とツッコミをいれました(心の中で)。日本 IBM は日本企業だったようです…。

次回はもう少し活動が進んだ後、具体的な会社のお話を…。

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