中高校生に勉強させる際の思考

人を成長させる仕事において考えるべきことを整理しておきます。
個人的な意見(偏見は出来れば避けたい)、謎の間違いあると思います。
意見はいつでも承ります。

人によっては当たり前の話。
自分がそういった仕事をするときは考えるべきこと。
それ以外にも
自分に対してこの考えを用いることで自己成長に必要なものが明確になる。
上司に対して適用するとその上司が、こと人を成長させるといった分野において有能かどうかがわかる。
教育システムが有効かどうかの判断材料としても使える。

ではここからスタート。

はじめに

いろいろ広い意味でとれるように変換するのがめんどくさいのでまとめやすい勉強(ここでは特に入試勉強をイメージ)についての話にしておきます。応用はご勝手に。

高校生を勉強できる人間にする

人材育成の話なんかにはよく出てくる話らしい。

ティーチング
コーチング
メンタリング

この3つ。

どれが欠けてもいけないが、私の人生経験の中ではどこでもだいたい何か欠けている。
他人に全部やってもらう必要はなく、かけているものを自分で補えればそれで成長できる。(だからなのか教育する側は欠けていることに気づきにくい。欠けてても一定の成果は出てしまう)

それぞれ、私の所感をまとめる。

みんな大好きティーチング

いわゆる"教える"こと。物事に対する個人の所感を共有すること、自分なりの解釈を他者へ垂れ流すこと。何が正しいか、を伝えること。
自分で本を読んでその内容を知ることは、ティーチングを受けることに対応するとする。
物事の理解のために必要不可欠なステップではあるが、個人の能力の上昇はあまり見込めない。

なにはともあれコーチング

いつからか流行りのコーチング。方針、方法など達成すべき目標に対するアプローチの提案。なにをどう、どうやって、どんなふうに、いつまでに勉強するかをともに考える。
塾で例えるならチューターだったり、某授業をしないところなどはこの要素が強め。(現実はどうかは置いておいてシステム的には)
人の成長に必要不可欠。ただし、ティーチングが無ければ机上の空論でしかない。

え、これむずない?メンタリング

いわゆるやる気を出させる方法。あくまでコーチングによってつくられた目標達成に合ったメンタルcケアでないといけない。(ゲーム取り上げてもしばらくすればやる気なんて元に戻る。長期的に見て無意味)
人のメンタルを完全にコントロールできればOK。(なお、メンタリストおじさんでも不可能)

我々素人でもできること

この3つに対してわれわれ素人でも教育者として出来ることについての考察。具体的にするべき事柄。

ティーチング

教えればいい。教え方だけ注意。自己満足ではなく相手の理解のために。

コーチング

抜けがち。具体的なするべきことの提案。なにをどの程度理解すべきかまで明確に。また、なぜそういう提案に至ったか、そういう提案をどうしたら発想できるのかの思考も伝える。(教える側が考えていることを知らせる)

メンタリング

おそらく素人は変に手を出しては行けない。簡単な目指すべき像として憧れ人、もしくは信用している人、仲のいい人といったもの。
個人的には、憧れの人はその辺のスティーブ・ジョブズに任せればいいし、信用の形成に時間をかけるひまが現代人にあるか疑問。理解者兼師匠?
様々なスタイルはある。
注意する点は被教育者の精神状態も教育者の管理の対象とすべき点。本人の問題じゃない。
用いるべき手法は被教育者によって異なるため、検証をおこないながらの最適解の模索が必要。

最後に

3要素どれも欠けてはいけない。ティーチングは誰でもできる。コーチングはやろうと思えばできるはず。メンタリングは実地検証必要。
みんなもこんなことを考えて周囲の人間の教育能力を測ってみよう!

以上、大学院生の遠吠え