「ことばとジェンダー展」を通して自分のジェンダー観について見つめ直す。
「ことばとジェンダー」聞いてまず思い浮かべたのが「ポリティカルコレクトネス」という言葉である。
多様な意味を持つ語ではあるが、辞書で調べれば「社会的に中立的で差別・偏見が含まれない言葉や用語」と書いてある。例えば、看護婦ではなく看護師、障害者ではなく障がい者などである。
この言葉はおそらく多様性を推進しようとする目的で使われている語であるが、私には多様性を求めるあまり没個性的になっているように思える。
例えばジェンダーに関して言うと、今の社会は性の多様化を求める運動が盛んに行