秋が来ますよ

朝、息子を散歩に連れていくことが習慣化してきた。まだ街中がひっそりとしている明け方だったり、出遅れた日には通学時間と重なってしまい自転車通学の学生の大群に巻き込まれそうになったりと時間帯はまちまちだが。
朝のコンビニに行くのが楽しかったりもするんだけれど、朝赤ちゃんを抱っこしてやってくる人だなんてすぐに覚えられてしまいそうなので頻繁に行きたいところをぐっと堪えている。
お店の人に顔を覚えられるのが苦手なタイプの人間なのだ。

交差点で信号待ちをしていると重低音なエンジン音を響かせた改造車っぽい車が目の前を通っていった。すると火が点いたように泣き出す息子。
どうやらエンジン音にびっくりしたらしい。

大型のトラックが通ってガタガタと大きな音を立てていても動じないのに重低音のエンジン音はびっくりするのか・・と感心する。
大丈夫だから落ち着けやーいとあやすとすぐに泣き止んだ。
うちの近所、あの手の車が結構通るから慣れてくれると助かります。

日中は息子に秋服を色々と着せてみる。私の両親や友人から頂いたいい感じの服が何枚かあって出番を待っているのだ。厚手のしっかりした服なので、もう少し涼しくならないと着られないけれど写真だけでも撮りたいということで。

サイズが大きくてかなりぶかぶか。余りまくった袖口がとんでもなく可愛い。

あれやこれやと着せたり脱いだり写真を撮って大人が喜んでいると何度も脱ぎ着させられて嫌だったのか息子がぐずり始める。ごめんごめん。

夕方、スーパーへ買い物に行こうとすると辺りが暗くなり始めている。ちょっと前までは7時近くまで明るかったのになあと夏が終わっていくのを感じた。

スーパーのお菓子売り場を覗くと栗味やさつまいも味のお菓子が並び始めていてここでも秋を感じる。
帰り道、黄色く色づいてきた稲穂を見せながら「もうすぐ秋がきますよ」と息子に教えた。