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空にヒシャクを【日記】

私は、、



家の敷地内にそびえ立つ電柱を眺めていた。

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正確には電柱に設置された外灯をだ。夜、明るく照らしてくれる外灯は生活には便利だ。設置される前は帰宅時に玄関扉の鍵穴を探すことさえ苦労するくらい暗かったので、たいへん助かってはいるが、、

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眩しいのだ。

スターウォッチングするにはその明るさがアダになっている。星空を眺めるのが最近の私の楽しみなのに自宅の庭が明るいという煩わしさを私はおぼえていた。

『なんとかならないかな』毎日しょうもないことを考えることが好きな私は今日もやっぱりしょうもないことを考えた。

『カバーを付けよう。』

長い棒があって、その先に外灯がすっぽり収まる筒状のものがあれば良い。近年まれに見るアホなアイデアを思いついた私は早速工作に取りかかった。

モノは何でも良い。

ということでホームセンターで安い塩ビパイプとゴミ箱を買ってきた。

とりあえず柄杓(ヒシャク)状になればオッケーだ。どんなにダサくても構わない。

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繋がった。

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長いなー。それにしてもダサいなー。

せめて名前だけでも格好良くするか。

夜空に高く掲げられるヒシャク。その名前だったら候補はたった一つに絞られるだろう。

「北斗七星だ。」

私はそのヒシャクに『北斗七星』と名付けた。

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名前だけ無駄にかっこよくなった。

#日記


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