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SnowManファンの藤本編集長と、シンデレラボーイの三浦編集長。

先日、島根県松江市のartos Book Storeさんで開催されたトークイベント、「藤本編集長と三浦編集長の地域編集のはなし。」に参加しました!

ローカルメディア・地方などに興味がある方々が多く聞きにこられていて、中には「香川から来ました」という方も…!(すごいー!)



ちなみに”藤本編集長”こと藤本智士(ふじもと さとし)さんは、雑誌「Re:S(リス)」や秋田県発行のフリーマガジン「のんびり」の編集長でいらっしゃいます。

つい先月著書の「魔法をかける編集」を読み、初めてその存在を知りました。でもイベントには「のんびり、読んでいました!」と、秋田からは遠い島根にもファンがいらっしゃるほど。すごい!
(ちなみにアイドルグループ嵐の「ニッポンの嵐」という本も編集された方なので、わたしはファンとしても大興奮な一日でした♪あ、でも藤本さんは今SnowManのファンクラブに入っているそうです。)



また”三浦編集長”こと三浦類(みうら るい)さんは、島根県大田市大森町の石見銀山生活文化研究所の広報です。商品紹介はほとんどゼロ、大森町での暮らしを大切にする様子が伝わる企業広報誌「三浦編集室」の編集長です。
(わたしが参加していた「しまコトアカデミー」でもお話を聞かせてもらいました。その時の様子は、しまコトマガジン【2】をご覧ください。)

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(写真左が三浦編集長、右が藤本編集長です。)


イベントでは藤本さんが、企業広報誌「三浦編集室(旧:三浦編集長)」がいかに画期的なメディアなのか?について熱弁してくださいました。

・タイトルの付け方
・「三浦編集長」をディレクションした会社代表のすごさ
・遊び心ある写真
・何も経験がない人だからこそできること
・「三浦編集室」にファンがいる理由
・「三浦編集長」から「三浦編集室」に変わったことで生まれる葛藤

など、初号から最新版までほぼ全て読み込んできた藤本さんの”解説”は、さすがだなーっていう視点ばかり!ちなみに藤本さんによると、「三浦編集長はシンデレラボーイやで!」とのこと。確かに解説を聞けば聞くほど、運にも味方されて生まれたメディアなんだなーと納得。(当然、三浦さんの努力や工夫も加わった上での”すごさ”ですけどね。)


藤本さんの解説も、三浦さんの体験談も、どちらのお話もローカルメディアを立ち上げ準備中のわたしにはエッセンスやヒントだらけでした!
始める前に不安になって尻込みしてしまう前に、仮プランを考えて、さっさと動こうと決めました。


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また藤本さんは兵庫県生まれということもあり、さすが関西人!エピソードトークも面白くて、少し緊張感のあった場が次第に和やか〜になっていった気がします。


そんなイベント最後に、藤本さんがこんなことを話されていました。

「発酵」は、「腐る」と似ているけど別物。
それは、「時間をおいた結果、おいしくなるか、ならないか」の違い。
でも待っている間も、放っておいたら腐ってしまう。
たまに様子を見たり、ぬかの手入れをしたり、そんな風に過ごしていると、いつかおいしく発酵する。

まるまる暗記したわけではありませんが、こんな話をされました。
そしてこの”発酵”は、人生や仕事においても一緒だよ、という話も。



この”発酵”というワードを聞いて、藤本さんの”魔法”にかかった人に遭遇したので、今回はこのエピソードを書いて終わりにしますね。
(長くなってすみません。汗)

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イベントが終わり、帰りの最終バスに間に合うか間に合わないか瀬戸際だったわたし。いろんな人が助けてくれたおかげで結局間に合ったのですが、その中でも一人の男性が、道もよく分からないわたしのためにJR松江駅まで一緒に歩いて送ってくれました。
(よく考えると信じてノコノコ着いて行ったわたしは、ちょっと危ない。笑)



道中でその方の仕事について聞いてみると、なんだか歯切れが悪い返事。
「まぁ深く突っ込んだらいけんよね〜」とか思いながら自分の話をしつつ、松江駅へ早歩きでぐんぐん進んでいたら、目の前に松江駅が!

「良かったー!間に合った〜!」と安堵していたら、その方が熱い想いを語り始めてくれたんです。

「実はね、僕は藤本さんと同業者みたいなもんで。でももう辞めてやる!と思っていたし、気持ちも整理していたつもりだったけどなぁ。藤本さんの話を聞いて火がついたなぁ。”発酵”という言葉を聞いて、今までの自分は発酵していただけなのかなと思ったよ。またがんばってみようかな。」


そう話してくださった方は数分前に出会ったばかりの、見知らぬ他人。それなのに、聞いているわたしはその方の今までを想像して、なんだか泣きそうに…。
この方と同じように、あの場で助けられた人がいるんだと思います。
藤本編集長の”魔法”はこんな風に効いていくんだなと、初めて見せてもらいました。


送ってくださった方とは連絡先も交換してないけど、きっとまたどこかで会えるはず。そしたら今度は、お互い良い報告をし合いたいな。
わたしも勇気を持って進めよう!


そんなこんなで今回は弾丸日帰り旅行でしたが、それでもいろんな出会いがありました。(偶然しまコトアカデミーの先輩にもお会いできたり!)
また次回はゆっくり松江を回ろうと思います。

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