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リフレ嬢の回遊魚?小さなキャリアダウンを繰り返さないために

【はじめに】
本記事は直接的な表現はできる限り避けますがナイトビジネス(JKリフレ)に関する記載があります。「こういう世界があるのか」と興味のある方のみご覧ください。

夏冬は「回遊魚」が増える?

知り合いの元内勤さん(仮名:元内さん)いわく、「夏冬はリフレ嬢の回遊魚が増えますよ」とのこと。いったいなんのことだろうと話を聞くにつれ、社会人でもそういう転職をしてしまう人は少なくないなと感じたので、まとめてみました。

リフレ嬢の回遊魚

さて、リフレ嬢の「回遊魚」(という表現)についてですが、ネット検索の限りでは定まった表現ではないようです。業界の運営側ではもう少し広く知られた言葉なのかもしれません。
元内さんに詳細を聞いてみると、「数日程度のごく短期間の入店のまま、他店への入店を繰り返しているリフレキャストの女の子のこと」を指しているのだそうです。

回遊魚する意味とは

体験入店、短期在籍をしたまま他店に入店することは、掛け持ちなどに関するお店のルールに違反しない限り禁止されているものではなさそうです。
ではなぜ、短期在籍を繰り返すのでしょうか。

元内さんいわく、①体験入店はどこも目立つようにPRするので、その期間は少なくともお客さんがつくことで、短期的には仕事が多い、②店側にとっては経験者扱いできるため、教育コストがかからない分歓迎しやすい、③環境を変えられるので、前歴のストレスを解消させやすい
おもなものに、これらの理由を例に挙げてくれました。

回遊魚のメリットデメリット

本記事は本格的なリフレブログではなく、会社員に一般化できるノウハウ部分をお伝えするためのnoteですので詳細は割愛しますが、

メリット
・前歴がブラック環境だった場合、状況が良くなる可能性はある
・回遊先の体験~新人期間は売り上げが安定的に見込める

デメリット
結局客やスタッフも一定サイクルで移動するため、回遊先で再会してしまうリスクがある
・回遊先の在籍が長くなってくると、また回遊したくなってしまう
・回遊魚として業界内で認知されてしまうと、不採用になったり、思うようなPR支援をしてもらえなくなる

わかりやすい点だけでもこれらがあります。会社員にも共通する箇所がありそうです。

小さなキャリアダウンを繰り返さないために

会社員でも、数か月の短期離職を繰り返してしまうひとがいます。
もちろん、前職が猛烈なブラック企業だったり入社前の約束条件を破ってくるような環境で、ご自身の安全を守るためやむを得ず短期離職をしてしまうことはあり得ると思います。

しかしそれが何度も繰り返される場合、単なる他責ではなく、そのひとの準備不足や成長不足の問題点があるように感じることがあります。

小さなキャリアダウン

短期離職が続くかたにありがちなのが、新卒時は大手に入社し、その後2-3番手企業に転職できていたのに、あるときを境に急に中小企業零細企業やブラック企業に入社してしまい、いわゆる転退職だらけの履歴書になってしまうことがあります。

大きく給与が減ることもありませんが、大手や準大手に残っていれば増えていたであろう給与水準に達することがなく、気づけば一定の年齢に達しているのに、大手新卒からちょっと増えた程度の年収水準にとどまってしまうことが少なくありません。

会社員の回遊魚化について、避ける手段はないのでしょうか。

置かれた場所で咲く努力

短期離職のかたの面接や、入社から退職まで、何人か会社員として見届けたことがありますが、おおむね共通して、「その環境を変える努力」に欠けるかたが多かった印象があります。

どうしても上司やその上司が詰まっている、組織文化が変えられないということはあると思いますが、それは厳しいことを言ってしまえば、①面接前にわかることを調べたり聞きださないまま飛び込んでしまう、②一足飛びにいろいろなことを思い通りにさせようとしすぎる、など準備不足、認識不足に起因するケースが少なくありませんでした。

「置かれた場所で咲きなさい」ということばのとおり、まずは自分が置かれている場所や状況を正しく理解し、咲く=一定の成果を積み上げていくことが必要になってきそうです。

成長のきっかけは自己啓発より尊敬できるひとを見つけたい

リフレ嬢(大多数は学生であり、卒業後は社会人になっていきます)にせよ既卒社会人にせよ、回遊魚化を避けるには、成長に関して相談できるメンター(より専門的な知識を身に着けた相談者)をみつけるとよいでしょう。

自己啓発本(本がダメというより、書かれている内容の理解が足りないことが問題)やYoutubeでの表層的な知識だけではなく、考え方や行動のレベルでしっかりと具体的なアドバイスをもらえるようになれば、置かれた場所で咲けるようになると思います。

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