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SORACOMのサービスを利用してIoTシステムをパパっと作ってみる -概要編-

こんにちは。僕は工業系の大学で大学院生をしている人で、いろんなことをしようとしてじたばたして生きています。

今回はSoracomのサービスを利用するとIoTサービスがすぐできるぞ!って話と実際にすぐに作ってみた。って話をしていきたいと思います。

文章が長くなりそうなので概要のみの概要編として書いていきます。作成編は別記事で作ります。

また少しSoracomの話

書いたことある部分ではあるのですが念のため、もう一度紹介します。念のため!

公式サイトでは

IoTが広く世の中に普及するためには、このテクノロジーを一部の企業が独占するのではなく、大企業・中堅中小企業・スタートアップといった様々なお客様が簡単に使えるようにすべきです。
私たちソラコムは「IoTテクノロジーの民主化」を掲げ、誰もが簡単に活用できるIoT通信プラットフォームサービスを開発しました。
              IoT プラットフォーム 株式会社ソラコムより

と書かれております。SoracomはIoTを取り扱う会社でIoTデバイスの提供や通信プラットフォームを提供している会社です。

このSoracom様が提供しているサービスを利用して何かものを作るという感じで、現在サマーチャレンジというものを行っていてそれに参加しています。

↓サマーチャレンジに参加するぞって話を書いた記事

今回はこの記事のおまけ的なものです。この記事の作成物はまた別の記事を作成しています。(今のところ白紙。白紙…)

今回はSoracomのサービスとデバイスを使うと「日常の問題をIoTで解決できるぞ!簡単に!」ってことを伝えたくて伝えたくてサマーチャレンジと別で記事を書きだしました。

取り上げる問題

IoTシステムを作るのSoracomを使うと簡単だぞって話をするのですが簡単に日常の問題を解決しながら紹介することで「簡単そう」とか「これも解決しそう」って思ってもらえると思ったので作っていきながら話をしていきたいと思います。

僕はゲームセンターでバイトをしていました。ゲームセンターではいろいろなゲーム筐体があり、そちらを遊んでもらうのですが、その中の種類にメダルゲームというものがあります。メダルゲームはお金をお店のメダルに引換をしてそのメダルを用いてゲームをするものです。

今回このメダルゲームにある問題について解決していきたいと思ってます。それは

メダルの回収問題

です。ゲームセンターで働いたことがある人は「ああ」ってなるかもしれません。

問題の詳細の話

メダルゲームはゲーム筐体内にホッパーと呼ばれるメダルの払い出しを行う機械があります。そこに基本的にお客様が遊んだ時のメダルが入っていきます。しかし、そのホッパーと呼ばれるものは多くても1000枚程度のメダルを入れておくのが限度(台にもよる。)でそれ以上のメダルが入った時はその横にある回収箱というものに入ります。その回収箱を回収してメダルの洗浄などを基本的に行っていくわけです。

メダルゲームの回収のイメージがつかない人は「ゲームセンター メダル 回収」とかで調べると動画を出している人がいると思うので見てみてください。結構大変だということがわかってもらえると思います。

この回収を行うのを忘れると箱からあふれ出して筐体の扉を開いた瞬間床に散らばり、メダルを一つずつ拾うというめんどくさいことをしないといけなくなったりします、これが起きると大きなため息が出ます、それぐらい僕は苦手です。

最新の筐体ならあまり回収箱にメダルが行かないようになってるとか、箱があふれそうだったらエラーが出るとかパチンコ屋さんのようにメダルがいろいろなところに循環するシステムで溢れないようになっているとかあるかもしれないですけど、古い筐体を扱うゲームセンターではそういった最新的な機能がありません。なので毎週○○はメダルを回収するといった定期的に回収を行う感じだと思います。

しかし、お客様がどの筐体がお気に入りになるのかやどれだけメダルを入れて遊んでくれるのかは読めません。いきなりある筐体にハマってしまってメダルをたくさん使って遊ぶということが起きると上記した定期的な回収では対応できなくなってしまいます。

そこでIoTシステムを作成することで箱からあふれることを防ぐことを思いつきました!

(実は昔のスロット台などには警報機能ついている台もあります。そういう感じで作りたい...!)

使用するデバイス

使用するデバイスはSORACOM LTE-M Button Plusを使用してこのシステムを作成していきたいと思います。

これは電池で電源を付けることができ、ボタンを押すか接点入力(通電する)で通信を行うデバイスになっています。

↓商品ページ


メダルは金属なので抵抗が少ないと思います。ただ実際に測ることはできません(持ち出しは法律でアウトになる場合があります。絶対だめだよ!)。それでも通電はするはずなので接点入力機能でメダルがたまると通電、データ送信するというものは実装ができそうです。それで簡単にメダルがあふれているのか判別することができると思ったのでこれを使うことにしました。

別の話ですがArduinoなどを利用することで送信パターンを調節もできるようです!これを利用することで様々なセンサーからの入力でデータを送信するようなシステムも作ることができるようです。

↓ArduinoとLTEMbuttonを活用する方法の記事

Arduinoなどを用いてもいいですが、かなりたくさんのゲーム筐体があるゲームセンターで、高コストなものを導入するのは昨今の状況からも厳しいと思います。なので今回はこのLTEMボタンのみを使って解決していきたいと思います。

(もっと低コストにもできるかもしれませんがそこは目をつぶってもらえると助かります...)

システムの全体図

システムの全体図は下図のような感じです。

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LTEMボタンがメダルを検知すると通信してSoracomプラットフォームを利用して店員さんたちに通知します。

これを利用・応用すれば売り上げ分析などにも活かせるかもしれません。

また、別のものもIoT化することを考えるとSoracom Lagoon(プラットフォームのデータをダッシュボードで可視化するやつ。とてもすごい。後で気づいたけど紹介したかったけどLTEMボタン使えないらしい。しょうがない。)などでダッシュボードでまとめてみることで店員さんの負担を減らせるかもしれません。

例えば入場者数を数える仕組みなどをArduinoなどで作成したりしてSoracomプラットフォームに送信したり、プライズ(いわゆるUFOキャッチャー)のデータ分析システムなど。

そういったシステムで自動化していくことで店員さんの負荷が減り、接客などに注力できたり、人員削減もできると思います。IoT化夢が広がりますね!

話がそれましたが今回はこんな感じでメダル検知システムをパパっと作っていきます。

作成していくうえでのルール

作っていくうえでルールを作りたいと思います。ルールといっても自分が勝手に作るものですし、破ったとて何もないですが。今回のルールは

コード(プログラム)を作成しない。

このルールを用いたいと思います。これは店員さんがプログラムを打てるとは限らないのでなるべくそういったエンジニアが必要とする動作をなるべく無くします。それによって誰でもできる感がより伝わると思うからです。

もう一つのルールは

エンジニアのみが確認できる手立てで完結しない。

です。ノンコードなのであまり起こることないと思っていますが「python ○○を実行して!」とか「.exe ○○」で何かできるよとかはなるべく無くします。コマンドプロンプトなどは店員さんが開くにはおそらく何が起きてるかわからない恐怖のツールに感じるからです。(僕は魔法みたいで好きですけど…)なのでパソコンを少し触ったことある人がセットアップして、コンピュータがそこまでわからない人でもわかるように作っていきたいと思います。

終わりに

長文になったので今回はここまでにします。概要編でした。次回は実際に作ってみたを記事にしていきたいと思ってます。1日(バイトあるので実質数時間)で作成し、記事にしてそれをアップロードしたいと思ってます。

それで「Soracom使えば簡単にIoTのシステム作れるぜ!」ってことが伝わると思います。それが伝われば幸いです。ぜひ作成編をお楽しみに!

(失踪しそうな書き終わり。余談を書こうとしたけど、ブラックな話になりすぎたので割愛。)


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