あんじょうなほみ

女子高校駅伝を舞台にした「いつか輝く星になれ」ほか、「斉藤さんは余裕がない。」 「白鳥(スワン)は熱狂の夢を見るか」連載中のWeb小説家兼マーケター。
    • いつか輝く星になれ
      いつか輝く星になれ
      • 126本

      冴島春奈は、中学の陸上部に所属する足が速くてカワイイ普通の中学3年生。 そんな春奈が、ある日出場した記録会で突然5,000メートル走の日本新記録をマークしてしまったから周囲は大騒ぎ! 春奈は一夜にして突如スター選手となり、一躍世間の注目の的に。 春奈は駅伝の名門・私立秋田学院高校へ進学を決意する。 陸上部へ入部した春奈は、ルームメイトの牧野怜名、春奈のライバルでありバディでもある高島秋穂ら仲間とともに、最大の目標である「全国女子高校駅伝」での優勝を目指し練習に励む。 「駅伝」と出会った春奈はさまざまな課題や困難にぶつかりながらも、その才能とたゆまぬ努力、そして大胆なアイデアを武器に、日本を代表するアスリートたちとの戦いの中で大きく成長してゆく。 女の子は、時に笑い、時に涙し強くなる―。「駅伝」というスポーツを通じて一人の少女の成長と活躍を描く長編アスリート小説。

    • 斉藤さんは余裕がない。
      斉藤さんは余裕がない。
      • 9本

      ここは、東京都心のオフィス街・大黒天。その片隅には、ブランコと滑り台、そしてベンチがふたつだけの小さな公園があります。 「ボク」は、大黒天の片隅で暮らす名前のない1匹の野良猫。静かで、日当たりがいいこの公園が大好きで、お昼時にはいつもここで過ごしています。 普段はあまり人の訪れないこの公園ですが、ある日、ひとりの女性がやってきて、なにやら忙しなく電話をしています。すると、女性は電話が終わると、大きなため息をついてベンチにぐったりと座り込んでしまいました。 「ボク」は、「斉藤さん」というこの女性のことが心配になって、すぐそばでじっと見つめていました。すると、斉藤さんは突然、「ボク」に話しかけてきたのです。猫とヒト。お互いの言葉はわからないはずなのに、なぜか「ボク」と斉藤さんは気持ちが通じ合うのです――。

    • 白鳥(スワン)は熱狂の夢を見るか
      白鳥(スワン)は熱狂の夢を見るか
      • 4本

      プロ野球のお荷物球団、静岡トーカンパイレーツ。ペナントレースでは常に下位をさまようこのチームの唯一の希望は、若き4番バッターの千葉健斗。チームがどれだけ弱くても、数少ないファンは千葉のホームランに酔いしれた。 ある日、そんなチームに飛び込んできたのは球団売却の知らせ。チームを買収したのは、噂の若手女性実業家・白鳥奈緒子。白鳥は、あの手この手で新たなチームの強化に乗り出す。情熱を持ってチーム改革に挑む白鳥の姿に、千葉を中心とした選手たちも輝き始める―― プロ野球チームオーナーとチームのスター選手による、常勝軍団への第一歩を記した人間ドラマ。

    • アバンギャルドにときめいて
      アバンギャルドにときめいて
      • 3本

      THE YELLOW MONKEY(ザ・イエローモンキー)および、吉井和哉(YOSHII LOVINSON)に関する執筆記事のまとめです。

いつか輝く星になれ #126「SHINING STAR」

 メンバーが出揃うと、一列に並んだ中からキャプテンの|ALICE《ありす》が前へ進み出る。ALICEは沸き起こる歓声に心地よさそうに笑みを浮かべると、すうと息を吸い込んで…

いつか輝く星になれ #125「無限大の熱狂」

 トライアルを終え部屋へと戻った春奈は、机の上にある封筒を開く。確かにそこには『APEX RECORD, INC』の名が刻まれている。そして、その横には「MAD」のサインが記され…

いつか輝く星になれ #124「共に目指す栄光」

 トライアルは10数人ごとで3組に分けて、5,000mを走り切る。1年生にとっては、長い距離で上級生と戦うことになり不利な状況なのは否めない。それでも、1組目で走ることに…

いつか輝く星になれ #123「復活の第一歩」

 カーテンの隙間から、早朝の日差しがこぼれる。琴美に買ってもらったばかりの、鮮やかなピンクのランニングウェアを身にまとうと自然と笑みが浮かぶ。久しぶりに履くシュ…

いつか輝く星になれ #122「夢は大きく、上方修正」

 「はい、国際3C柳原です」  朝早い職員室に鳴り響く内線電話を、若い教員が即座に取る。柳原瑞。春奈たち国際・スポーツコース3年C組の担任だ。24歳とまだ若いが、春奈…

いつか輝く星になれ #121「偶然の再会」

「はぁ……」  愛がわざとらしく溜息をつく。 「どうしたん?」  秋穂が訊くと、愛はうんざりとした表情で答えた。 「だってさ、最近は県立だって海外行くんだよ? …