ジョブ型人事制度のマネージャー
ジョブ型人事制度において、マネージャーが行うことはたくさんあります。自分のチームの目標を達成するためのジョブの明確化、ジョブの定義の明確化、ジョブにかかる時間、負担、成功率など鑑みてスケジュール構築などなど。その中でも、わたしが一番大変だと思っていることは、ジョブをこなしてくれる人を見つけることです。
メンバーシップ型であれば、オールラウンドに、既存のルールに基づいた仕事を、周りのメンバーと助け合いながら進めることができる、いわゆる「学校の優等生」タイプが有効なので、見つけやすいです。しかし、そのジョブに特化して、それに適した人物を見つけることは大変であり、優れた結果を出す人を見つけることはさらに難しいです。
オリンピックで23個の金メダルを獲った「マイケル・フェルプス」は、走るのが遅く、ダンスも上手く踊れない。なぜなら、彼の身体は、上体が長く、脚が短い上、両手両足が大きすぎるためだ。しかし、驚異的な水泳選手になる条件にぴたりと当てはまる。
マネージャーは、そのジョブを充分に理解し、それを完全にこなすには、どんなスキルや経験が必要か認識しなければならない。そのスキルを持つ人の特性とは何か?それを踏まえて、そのジョブにベストな人を見つける。アサインしたら、その人たちが働きやすい環境を作り、その人たちの個々を尊重し、許容する。うーん、マネージャーは結構大変だ!
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