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句を読む―わたしの幸せ

足伸びてほしいと思ふ日向ぼこ

佐藤文香 編『天の川銀河発電所』より
「相沢文子」

相沢さんの句が好きだ。のんびりした、陽だまりのような句。
日向ぼっこしながら「足が伸びたらいいなぁ」って思ってるの…とてもかわいい…!
「日向ぼこ」という響きもいい。意外に感じたのが、冬の季語だということ。寒い日が続くなか、ぽかっと晴れた昼間。のんびり日なたでくつろげる幸せ。
私の幸せってこういうことだなぁ、とじんわりする句だ。

(相沢さんの所属する「ホトトギス」の名誉主宰・稲畑汀子さんの著作を貼ってみました。相沢さんの句集、熱烈出版希望…!)

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現代俳句・短歌を好む私が、ひとつひとつの作品を読んで思ったことをぽつぽつお話ししています。
Amazonアソシエイトリンクは、取り上げた作品が収録された句集・歌集が分かればそちらを貼っています。分からなかったときは私が読んでいるアンソロジー本のリンクにしていますので、こちらもご覧ください。


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