【秋の不安な気持ち】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

秋の涼しい風をぼちぼちと感じられるようになった4連休。

お天気に関係なく、相変わらず湿気っぽいですが、まあ、残暑厳しい暑さのころよりは、ずいぶん過ごしやすくなってきているのではないでしょうか。

でも、暑さをしのげて息抜きしやすくなってきている分、過剰に息抜きしすぎてしまって、この涼しさを苦痛に感じる人もいたりして。


秋の憂鬱。

季節性ウツ、なんて言葉があるように、季節の変わり目にカラダが環境に上手になじめないとき、カラダの落ち込みとともに気持ちも落ち込んじゃうことがあります。

特に今年は、残暑が暑すぎた分、秋を迎えて急に涼しくなる温度差や、しつこい湿気にさらされ続けているために、カラダのトーンダウンと気持ちの不安は、普段以上に強く感じやすくなっているんじゃないのかな。


体のトーンが落ちこむと、気持ちもそんなコンディションに合わせるように、何か不安要素を過去の記憶や身近な出来事を思い出して、こじつけるように不安感情を強めるようにセットアップしてしまいます。

これ、一見不都合だし、ご本人は不愉快だろうけど、カラダに従って心が動いている状態なので、コンディションとしては決して悪くはない。

ただ、都合は悪い、ということなんだよね。


普段から呼吸が丈夫な人だったり、息抜きが上手な人は、こうした秋の気持ちの落ち込みやむやみな不安って、きっと感じないんだろうなぁ。

秋の涼しさを感じて気持ちが落ち込み、頻繁にため息ついてしっかり息抜きしたい人は、普段から呼吸が浅くて体幹部、それもわき腹や肋骨のあたりが硬い人。

意識的にため息をついたり、不安やイライラ感情を吐き出すように、愚痴をこぼしたり、思いつく不安を口に出すようにして、日頃から押しつぶされそうになっている不安なことを吐き出すような時間を過ごせると、この時期の扶南な感情がサッサと取り除くことができるんじゃないかな。

もちろん、季節の影響で気持ちが落ち込んでいるわけだから、秋の陽気にかなうように、アタマののぼせがガス抜き出来て、涼しい秋に負けない代謝を高める働きが上手に機能し始めることが大切。


あまり愚痴をこぼしたり、文句を言うのが苦手、というひとは、しっかり深呼吸しながら、湿っぽいけど秋の涼しい陽気を感じながら、お散歩したり、屋外でちょっと体操するくらいのことしてみるといいかもね。

特に固くこわばりやすい体幹部(それもわき腹)が、シッカリのびのびするような刺激を与えることができるだけで、きっと良い不安の気晴らしになりますよ。

季節にかなった体づくりは、季節を肌で感じ始めるところから。

決して心に無理をかけないように。
気が向いてみてから試したらよいのだからね。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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