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シャンプーハットてつじさんのクラウドファンディング『米から日本酒をつくりたい』ってどんなことしてるの?(1年目まとめ)

僕が初めてお笑い芸人シャンプーハットてつじさんとお会いしたのは、昨年6月。
僕が住んでいる東大阪市のとある田んぼで、「てつじさんと一緒に田植えができる」というクラウドファンディングのリターンがあることを知り、初てつじさん、初田植えを体験しに思い切って参加してみたことがきっかけでした。
てつじさんの熱い思いを知り、田植えをしたら最後、自分たちが植えた苗がいかにして日本酒になるのかを僕もそばで見届けたくなっていきました。
それからは『米から日本酒をつくりたい』というプロジェクトが自分の生活に無くてはならない刺激となり、ただいま2年目。今年も無事に稲刈りまで終わり、いよいよ醸造段階を迎えています。

2年目の日本酒を堪能する前に、今のうちに1年目の大まかな流れを振り返ってご紹介できればと思います。
全ての工程に参加した訳ではありませんが、このプロジェクトに興味を持たれた方の参考になれば嬉しいです。


クラウドファンディング
『田植えから日本酒が出来上がるまで』

①「米から日本酒をつくりたい」 第1期 農業編

◼︎てつじと一緒に田植えの会 2019年6月9日
いよいよ日本酒造りの始まり。みんなで実際に田んぼに入り、自分たちの手で田植えをする体験。

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◼︎田んぼの様子を観に行く 2019年7月14日
みんなでワイワイ歩いて田んぼまで行き、田植えをした稲の様子を観て、写真を撮って、農家さんの話を聞いて、
近くでラーメンを食べて帰る。


②「米から日本酒をつくりたい」第2期 蔵編

◼︎地獄の草むしり 2019年8月11日
猛暑の中、みんなで田んぼの草むしり。
それは酒米作りに欠かせない作業。草むしりで米作りの大変さを知り、日本酒造りの醍醐味を体験。
草むしりの後は、ラーメンを食べながら農家の方とトークイベント。

◼︎蔵見学バスツアー 2019年10月5日
みんなで育てた酒米でお酒を醸す酒蔵「与謝娘酒造」へ、みんなでバスツアー見学。

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◼︎稲刈り
 2019年10月27日
みんなで田植えをした稲。鎌をもって、自分たちの手で稲刈り。
稲刈りの後は、みんなでランチ。

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③「米から日本酒をつくりたい」第3期 醸造編

◼︎稲刈りした酒米「山田錦」を食う会@メンバーのお店 2019年11月6日
みんなで育てた 、普段は食べない酒米「山田錦」(酒造りに適した米)を、色々な米料理にして食べてみようという企画。
山田錦でできた日本酒に合わせてみたり、握り飯にしたり、手巻き寿司、炒飯、ドリア等、日本酒造りメンバーの方のお店で色々な米料理にしてもらい、みんなで食す。

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◼︎しめ縄作り体験 2019年12月21日
みんなで稲刈りをした稲藁を使って、伝統的な「しめ縄」作りを体験。

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◼︎本気の蔵人体験 2020年1月23日
「与謝娘酒造」にて、収穫した「山田錦」の洗米や蒸し作業、そして日本酒作りの要である麹室で麹をふりかける。
あらゆる酒造りの作業を、朝から夕方まで、本気の仕込み体験。


④「米から日本酒をつくりたい」第4期 瓶詰編

◼︎米を育てた田んぼの土で焼き物酒器作り体験 2020年2月8日
バスで丹波の窯元へ行き、米を育てた田んぼの土で、焼き物「酒器作り」体験。
※仕上げの釉薬は、「しめ縄作り」で作ったしめ縄を"どんと焼き"してできた灰から生成。

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◼︎「いよいよ完成!日本酒搾り体験」 2020年2月20日
「与謝娘酒造」にて、いよいよ日本酒造りの最終工程となる「袋吊り」「瓶詰め」「ラベル貼り」体験。

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◼︎ほんまの搾りたての日本酒を呑む会 2020年2月20日
いよいよ完成した「搾りたて」「出来たて」の日本酒を、その日のうちにみんなで日本酒造りメンバーの方のお店で呑む会。
出来たての日本酒をみんなで楽しむ。

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まとめ
日本酒が出来上がるまでの「物語」


2019年6月、クラウドファンディングに支援された参加者のみなさんと、田んぼに集まり、自分たちの手で行った「田植え」。今回植えた苗は、酒米の王様「山田錦」。ここから日本酒造りの全てが始まる。
それからは、参加者のみなさんと田んぼに集まり、植えた稲の様子を観たり、米作りには欠かせない「地獄の草むしり」をするなど、米作りの厳しさ日本酒作りの大変さも、しっかり味わった。

田植えから3ヶ月、台風の猛威にも耐え抜き、たわわに実った稲穂を、自分たちの手で「稲刈り」して収穫。

収穫されたお米を酒造りに適した冬まで寝かせている間には、
今回お世話になる酒蔵「与謝娘酒造」のもとへバスツアーで向かい、みなさんと酒蔵見学。
収穫した「山田錦」(酒米なので普段は食べない)を、日本酒造りメンバーの方のお店で米料理にさらに
刈った稲藁を使って、「しめ縄」作り。
田んぼの土を丹波の窯元へ持ち込み、焼き物「酒器」作り。仕上げに用いた釉薬は、作った「しめ縄」を“どんと焼き“にした時に出た灰が原料。

参加者のみなさんとの繋がりで、日本酒造りから生まれたサイドストーリーが次々に生み出されていった。

年が明けて1月、酒蔵「与謝娘酒造」にて、いよいよ日本酒の仕込み作業。収穫した「山田錦」の洗米や蒸し作業、日本酒作りの要である麹室で麹をふりかけるなど、あらゆる酒造りの作業を、朝から夕方まで、参加者のみなさんとともに本気の仕込み。
ちなみに精米歩合は62%に。漫才師として、漫才で使われる38マイクの“38%“分を削り、日本酒造りを楽しむ「62%」を残した。

そして2月、日本酒造りの最終工程となる「袋吊り」「瓶詰め」「ラベル貼り」を自分たちの手で行い、ついに、日本酒「てつじの酒」完成。
その夜、日本酒造りメンバーの方のお店に集まり、まさに「搾りたて」「出来たて」の日本酒を、みんなで楽しみました。感動の味。

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可能性が無限大のクラウドファンディング

プロジェクトが進むにつれ、リターンがリターンを生み出し、クラウドファンディングがクラウドファンディングを繋ぎ、日本酒づくりはもはや単なる酒づくりではなくなっていることを今まさに体感しています。メンバーが加わるごとに、どんどん物語が繋がっていく。これが、参加型クラウドファンディングの醍醐味だと思います。

僕はこのプロジェクトを通して、日常では体験できないような貴重な経験をたくさんさせてもらっていて、ほぼ毎月何かしらの新しい体験ができることに感謝しかありません。
誰でもどの工程からでも参加できるので、ご興味ある方はどこかでお会いできることを楽しみにしています。

以上です。読んでいただき、ありがとうございました!!

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FANY クラウドファンディング『シャンプーハットてつじ』
https://cf.fany.lol/projects/search?keyword=てつじ


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『ナゴケンの筆文字屋』
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