私は黒い、腹黒い！！

今から約30数年前は
一般社会から見れば明らかにおかしい
校則や生徒心得や学校独自ルール
所謂ブラック校則というものがまかり通る時代だった。

ピアスや茶髪禁止はまだ理解ができる。
下着は白とする、、そこまで指定されると気持ち悪い。
だいたい、白いセーラー服に白い下着は透けまくる。
先生はそんなに私たちを透けさせたいわけ？
あーぁ、ほんと、気持ち悪い。。。

髪を結ぶゴムも黒か茶色と指定されていたから
私は茶色のゴムで耳のすぐ下の位置でふたつ結びにして登校した。
何も問題はないでしょう？
だって、校則にはゴムの色は黒か茶色とする、、とある。

入学して1か月が過ぎる頃
突然、先輩に校舎裏に呼び出された。
理由はおだっているから（方言で調子に乗っているの意味）。
その個人の主観的な理由を聞いた時、はぁっと軽蔑のため息が出た。
もう少し理論的な理由なら納得も出来たのに。。。
これだから知的能力が劣っている生徒が多い田舎の中学校は嫌だ。。。

まだ、年功序列制度が成り立っていた時代。
たかが1.2年早く生まれただけで先輩面するのも仕方なかったのだろう。

校舎裏で言われたこと

「茶色のゴムは3年の先輩だけしかやってはいけない」

「髪型は耳と同じ高さはやっていけない、耳より下で結べ」

だからさ、それはあなた個人の意見でしょう？
校則にそんなこと明記していないから守る必要もない。
さらにダメと理論的に説明もできない頭の悪さに虫唾が走る。
先輩だからとそれだけでねじ伏せようとする子供っぽさにも閉口だ。

くだらない、本当にくだらない。。。

思ったことを言葉にしたら、私はここから無傷では帰れない。
だから「すみませんでした、今後はしません」
取り敢えずカタチだけの謝罪と反省を述べた。

だっせーよ。
何なのこの田舎のヤンキー感丸出し。
気持ち悪いよ、だっさい。

上下関係に何の疑問も持たず鵜呑みし
完全に思考回路が停止した知能指数が低い人が大嫌い。

校則云々は私ではなく学校に言うべきもの。
言う勇気も無いのに、私に八つ当たりして憂さ晴らしをしないで欲しい。

また呼び出しを喰らったりするのも面倒だから
その日から”黒いゴム”で耳の下で結んで、靴下も折らずに履いた。
大人しく目立たないようにすれば、くだらない呼び出しされることも無い。

腹の内では何を思っても口に出さずに
目立たないようにすれば波風立てずに穏やかに過ごせる。
それが中学時代に身に着けた処世術。

「死ねばいいのに」

誰かに腹を立てるたびに心の中で何度も思った。
私は何回、殺人を犯したのだろう？
これじゃ、無期懲役？懲役30年？いや、死刑だな。。。

私は黒い、本当に腹黒いなぁ・・・