永代和盛の囲碁人生 Vol.２６（中学一年・３学期、仁風会編１）
仁風会
寮母さんの提案から始まり、トントン拍子で、院生手合のない土曜日で月に二回は「仁風会」に参加させてもらうことになりました。
そのときの記憶はそこまでたくさんないのですが、小林光一門下の棋士を中心に棋士や院生トップクラスがたくさんいたような…。
小林光一門下の河野臨プロ
仁風会にいつもいた印象があるのは河野臨さんです。時期的にプロ入り後すぐくらいですね。院生時代は、私と半年間だけ重なっており、そのときは優しいお兄さんという感じで遊んでもらいました。そういう縁もあって、仁風会でも優しく対応してもらったように思います。対局をさせてもらったことはないと思いますが（させてもらっていたらごめんなさい）、河野臨さんの棋譜並べを見ているだけでも、囲碁に対する熱意が感じ取れて刺激になりました。さらに、河野臨さんが手を止めて、読みを入れるときがたくさんあります。そういうときは「あー、ここが勝負所だったり、作戦の岐路なんだな」と勝負勘の面で参考になったような気がします。
あと、たまに質問をさせてもらうこともありました。レベル差がありすぎるのでどうしようもない質問に聞こえるはずなのですが、それでも河野臨さんは丁寧に答えてくれます。本当に真面目で優しい方です。
河野臨さんのお父様
ちなみに河野臨さんのお父様は、このときに仁風会のお手伝いをしていたように思います。その後もこのご縁のおかげで、お会いするたびにお話してくださいます。親子揃って、気遣いのできる尊敬に値する人格者と感じます。
お父様は10年ほど前から保谷駅のすぐ近くにて、天空囲碁くらぶという碁会所を経営されています。碁会所を10年経営するという大変さが身に染みる、今日この頃です。これも河野親子の人徳あってのことでしょう。綺麗な碁会所で、初心者でも優しく対応してくれると思います。皆さま一度、遊びに行ってみませんか？
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