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全国の高3生へ!53万917人のセンター最後の世代に向けた応援メッセージ!

現在指導中の実際の高校3年生の生徒に向けたメッセージを公開します。これは僕が生徒たちに激励をするために、配布する文章です。全国最後のセンター世代に少しでも勇気を与えられたら、と思いnoteにアップします。

とうとう,センター試験まであと1週間となりました。つまり来週の明日はセンター試験初日なわけです。昨日新年を迎えたような気持ちではないでしょうか。本当に時間はあっと言う間です。

自分の体験を踏まえながら,卒業生の感想を思い出しながら,「センター試験受験の心得」をお伝えします。「見ろよ!」ってより「ご参考にどうぞ」という感じです。

どうでしょうか。心平穏に勉強できている人,いるのでしょうか。いるとしたら,それはもう「仙人」か「変態」のどちらかでしょうね。世の中いろんな人がいますから。

「受験直前に,心平穏に勉強できる」としたら…?僕はあんまうらやましくないなぁ。ゆとりをもって勉強しているってことは,目的に余裕があるってことでしょう。大学入試からの人生,手が届くかどうかわからないギリギリの勝負が続きます。みんなが就きたい仕事は「みんなが目指す」し,好きになる人って「誰かも好き」だったりするもので。挑むかどうかは人によって違っていいけど,大学受験は,その先駆けですよね。倍率3倍だったら,普通の勝負でしょ。

ここから本題。

なぜ緊張するのか。「目標の得点率」がほしいからです。そのために勉強してきたからです。勉強時間量に個人差はあるでしょうし,またその時間量に対する主観にも個人差はあるでしょう。しかし,「今までの人生に比べたら今年は頑張った」でない?「君たちは頑張った」と,僕は胸を張って言えるな。たくさん愚痴や不安は聞かされたけど,でも,ちゃんとやったと思います。だから緊張するのでしょう。しかし焦るのはよくない。不必要なミスをします。

だから,しっかりと緊張しましょう。緊張とは心が張り詰めた状態です。すなわち感覚が研ぎ澄まされた状態をさします。まさに真剣勝負にふさわしい感覚ですよ。

本番にやっちゃいそうなミスを書き出してごらん?今までにやらかしたことを書き出してごらん?「どの模試だったか忘れたけど…」だったら模試を引っ張り出してきて,「今度出てきたら5分で解けるな」とか「今度出てきたらラッキーだな」とか,いい方でイメージトレーニングする。いわゆる「ビジュアライズ」!!成功イメージは確実に君を成功に導きます。成功イメージは確実に君を成功に導きます。

入試なんて,99%メンタル勝負です。(1%はインフルエンザ発症)
「どうせ…」とか「取れそうにない…」とか考えていたら,ただただ負けるよ?いいことなしです。
その代わり,短絡的になんも見ずに「なんとかなるかな」とか「解けるでしょ」とか考えるのはやめよう。それも負ける。模試で体験していると思うから,ここでは多くを述べないよ。

ここからは、僕個人の話。現役時代の僕の勉強時間は,まったくと言っていいほど足りなかった。部活でインターハイまで行ったのだから高3生の8月まで部活で缶詰め状態。自己責任ではあるけど、部活が終わってから、入試までに間に合うかどうかはやってみなきゃわかんないよねって感じでやった。
受験勉強を始める時にした「自分との約束」。それは最低限度の人間の生活に必要な行動以外は全部勉強時間にあてること。マジで1日平均15時間くらいやったよ。

電車通学で始発(5:30くらいかな?)で朝6:30には学校にいて2時間くらい勉強、授業中は役に立つ先生の授業は受けて、それ以外は内職。授業中に睡眠も勿論とってました!授業が終わると、地学室で勉強(部活の副顧問が地学の先生で19時くらいまで面倒見てくれた)して、19:30の電車で帰る。家に帰ってササっと風呂に入って飯食って、そこから0時まで勉強。
朝2時間、授業後4~6時間(授業を除く)、家で4時間。これが平日。土日は近くの公民館に行ったり図書館に行ったり学校に行ったりして勉強15時間。
お盆過ぎあたりから2月25日まで、この生活を自分との約束で成し遂げる偏差値は10くらい伸びる(最初が低すぎるからそのくらい伸びて当然だけど)。これは自慢だけど、地学92点(過去問では100点だったので満点を狙ってましたがダメだった)と日本史88点でした。数学も7割ちょい、英、国は死亡です。

センター直前は書店に売っていた「河合」「駿台」「代ゼミ」のプレテストをずっとやってたね。点数を出して反省し、結果が良かった時のイメージを自分に植え付けた。

自分の過去の経験から結局何が言いたいか、結論は「メンタル」です成功イメージです。ビジュアライズです!自分が成功したとは思えないが、やれることはすべてやったと思っていたので最終段階では「我、受験人生に悔いなし」と本気で思った。

センター試験の朝、鏡に映る自分の姿を見て「いける!」と思った。イメージが固まっていてその通りにいく、と確信したね。
(受験を終えて十数年経った今だから、こんな大きなことを書いていますが、当時も本気でそう思っていたと思う)

誰がどれだけ出来ようができなかろうが,平均点はさほど変わらない。得点調整実施もかからない。結局のところ,「自分がどれだけ解けたか」なんだ。いうならば「センター試験vs自分」です。「時間配分を気にするよう」とか「大問の解く順番を変えてみる」とか「できる問題だけやっていく」とか,さんざん伝えてきましたが,これって「どうやったら自分の力を発揮できますか?」ってことを投げかけてきたわけなんだよ

だから,まずこれまでの自分を最大限に褒めてやってほしい。それだけ頑張ってきたんだよ、君は。そのうえで,今までの模試を並べてみよう。「あ,伸びているんだな」ってところを見つけてほしい。
そのうえで,イヤな思い出があるならその模試は絶対に解き直しておきましょう。センターで出たら絶対に解けないでしょう。「今気づけてラッキー!」ってことで。

いい緊張をしよう。しっかり自分を見つめなおして,この1週間は「過去問」「解き直し」「覚えこみ」を淡々と繰り返そう。心が平穏になることはない。そんな甘い勝負していないんだからしょうがない。
じたばたしない。特別なことをしない。特別なことはもうやってきたし,やらせてきてある。

昨年はセンター試験が過去最高得点でした、という結果が多かった気がする。君たちからの報告も「過去最高得点」を期待したいが、それは僕の個人的な願望。プレッシャーに感じないでほしいから、気にしないで。

長々と申し訳ありません。以上をもって,センター試験の心得とさせていただきます。

最後に、贈る言葉。嘉納治五郎(柔道の父)の言葉です。

人に勝つより自分に勝て

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