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相手に限界以上の力を最短距離で引き出す技術「コーチング」

この文章は1700文字です。5分で読めます。太字だけでも読めるように書いています。

皆さんはコーチングという言葉を知ってますか?

結論から言いますと「子供を伸ばす最強の指導法」ですね。いや、マジで。
コーチングはティーチングとは逆の手法で、教えることなく会話によって相手の能力を最大限以上に引き出す技術のことなんです。

コーチングを一文で表すと「もっとも欲しい結果を明確にし、自分では絶対に達成不可能な速さでゴールに向かうのを助けること」ですね。すごくないですか??

僕は教育業界に努めて15年以上たちますが、コーチングの凄さを身に染みて感じられるようになったのは高校生指導に携わってから。

それまでは小中学生の集団授業をやってきていて、ティーチングばかりやっていました。コーチングについては知っていましたが、塾なのでティーチングに徹していましたし、それが一番効果が出ると心から思っていました。

もっと言うと、ティーチングって気持ちがいいんですね。だって教壇に立って声を張り上げて自分の説明で生徒を惹きつけて「いいか、こうやって解くんだ!」ってやるんですよ。生徒は純粋な子が多かったので、頼れる教師として見てくれるようになります。The先生、って感じで。

ティーチングには限界があります。こっち(Teacher)が持っている技術や知識しか与えることができず、それ以上にはなりません。しかも、教える技術が未熟だったり話し方で生徒を惹きつけておかないと、生徒の方も吸収できません。つまり、ティーチングでは教える人により左右されてしまうことが多いんですね。

コーチングは、人に頼らず答えは常に自分の中にある、という考えなので基本的には人には左右されません。自分との約束を自分がどれだけ守り、セルフコントロールができるようになるかで成果が変わります。

でも、高校生指導に携わるようになってからは指導時間よりも、個人で勉強する時間の方が遥に多く、その時間の使い方で成績が大きく変わっていくことに気づかされました。高校生は大学受験という高い高い壁にチャレンジしていき、人生でこれほどまでに勉強したことはない!というほどに時間を割いていくわけですから、付きっきりの個別指導や週2、3回の集団授業では成績を伸ばすってのは難しいですね。

そこでコーチング技術を取り入れ、生徒と対話することにより成績を上げることを目指すようになりました。また、成績が伸びた生徒がなぜ伸びたのか、停滞もしくは下がった生徒はなぜ伸びなかったのか、当たり前の問題に仮説と検証を繰り返しました。大手の予備校なので模試結果や講義の受講数など、膨大なデータがそろっていたので分析するのには十分すぎるほどの蓄積がありました。

また、三者面談も行い家庭環境なども探りました。親の様子や家庭での親子関係、幼少期の過ごし方や成績、親がとらえる子供の特徴や性格、それを聞いたうえで自分が見ている今のその生徒の様子との比較など、データにはならない家庭環境についても検証しました。
見えてきた結論は・・・

「親がコーチングをしていると子供の成績は良い」

「セルフコーチングができる子供の成績は良い」

「自己肯定感が強いと子供の成績は良い」

この3点です!
この3点については一部有料コンテンツとして扱っていきます。自分がこれまで培ってきたノウハウと10000人の子供と親と接してきて話し込んできた経験を元に書いています。

興味のある方はぜひ読んで見て下さい。

ブログも併せて読んでいただけると幸いです。

【冒険者プロフィール】
・1982年福島県いわき市生まれ
・中高生では陸上に没頭しインターハイに出場
(400mHで個人で県4位。400m×4リレーで東北大会4位、全国準決勝敗退)
・現役で国公立大学教育学部を卒業
・大手予備校就職、2年目で校舎長に抜擢される
・10年以上小中学生に集団授業(数学、理科、社会)
※1校舎で最高320人の生徒を在籍させ、200人以上の前での授業経験あり。のべ10000人以上の生徒を指導する。
・保護者面談、保護者会を通じていくつもの事例に応え続け、学力を伸ばすにはどうすればよいかを考え続ける
・その後、能力をかわれ大学受験指導に転部。それまでの集団指導から離れコーチングによる生徒指導に日々没頭。
・東大をはじめ、京都大学、旧帝国大学、医学部の生徒を多数排出。あくまで現役にこだわる。
・現在は中部圏を中心に高校生指導を現場で行いつつ、日本教育を改革すべく、Noteを中心に活動をする。

日本の2000万人の子どもたちの「教育」「学力」について

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