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税務署に相談に行ったら、そのまま初めての確定申告が終わった話

5月から副業を始めて、最初の期が終わりました。
となると、終わらせないといけないのが確定申告。

本を買って帳簿の付け方を学び、自分なりに帳簿を付けてきましたが、本当に正しいのか、不安が残るところ。

事前の勉強会(決算説明会)にも参加してみました(おそらく皆さんの地元の税務署でもやっているはずです)。

そこではいろんなアドバイスをいただきました。

私は家事按分で電気代、水道代、ガス代を計上しようとしていたのですが、「飲食店とかをやっていないのならば、水道代やガス代は入れない方が良いかもしれないですね」とか。
色々と聞いても不安だったので、「2月半ばからの時期に、税務署の方に間違っていないか聞きながら、書類を書くと良いですかね」と相談したところ、「でしたら、帳簿が固まったら、年明けの早い時期に一度税務署に行ってみてはどうでしょう」と言われたので、「それはいい!年明けに相談しに行って、2月だか3月だかの書類提出のための疑問点を全部潰しちゃおう」と考えた次第でした。

そこで年明け後の過日、最寄りの江戸川南税務署に行ってきました。

税務署が開く8時半よりも前に到着。
番号札1番を引き、受付票を書きました。

すると、受付の職員の方に「あちらに進まれてください」と促され、別の職員の方がいる場所へ。

ここで本業の会社の「令和1年分 給与所得の源泉徴収票」を示し、「ふるさと納税を2件しています!」と「寄附金受領証明書」を示すと、その職員の方はすらすらと記入していきます。

この日、私は家から、会計ソフトを使って記入した帳簿や、「平成31年分所得税青色申告決算書(一般用)」、領収書をペタペタ貼ったノートを持参。
「この帳簿の付け方で良いのでしょうか?」と質問する気満々でいました。

税務署の方は、私が開業1年目で赤字額がちょっと大きめだったので、何やら渋い顔。

 「雑所得で処理します?税務署としてはこの額だと、◯◯円の還付があるとは思うんですけれど、うーん」
 「本業で生活費は稼いでいるし、すぐには黒字にはしなくても良いのですが、今後のために青色申告で提出したくて」
 「うーん。では、翌年以降は本格的に収支を改善しますよね!この状態がいつまでも続くと、税務署としても……。分かりました。もしかしたら、税務署から後日、連絡が行くかもしれませんが、青色申告で行きましょう。では、あちらでコンピューターに入力してください」

あれ?帳簿、見なくて良いの?

とりあえず、指示されたパソコンで、別の職員の方に操作方法を教えてもらいながら記入。
「はい、これで印字して、確定申告は終わりです」

あれ?2月にならなくても提出できるの?

狐につままれた気持ちのまま、確定申告が終わってしまいました。

本当言うと、「平成31年分所得税青色申告決算書(一般用)」に(この日に提出できるとは思わなかったので)ハンコを押していなかったのと、2部作っておかないと「文書収受」の税務署印を押した控えを受け取れないので、一度、帰宅して後ほど提出しました。

というわけで、これから確定申告したい人にお伝えしたいことをまとめると、

1)確定申告は2月にならなくても書類を提出できる
2)帳簿は細かく見られない(でも後日、税務調査が入る可能性もあるから、真面目に帳簿を付けて、領収書を残しておくのが基本)
3)とは言え、たまたま相談に行ったタイミングで確定申告ができたのは、「決算説明会」で「国税電子申告・納税システム」を使うための「利用者識別番号」と「暗証番号」(こちらは自分で決められる)を事前にもらえるようお願いしていたためなので、可能ならば12月頃にある「決算説明会」に行っておく
4)その日に確定申告するつもりだったら、ちゃんとハンコを押した書類を2部作り、「文書収受」の税務署印を押された控えをもらう

となります。

あくまでも、来年の自分に向けての備忘録、というところがありますが、同じように初めての確定申告を控えている方々にとって、何らかの参考になりましたら幸いです。


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