見出し画像

好きな自分を生きている時間

僕はごく普通の社会人である。ちなみに仕事は好きでは無いので、やりたくもない事をしている時間が1日のほとんどを占めている。だけれど、生きていく上でやはり稼がないと生活は出来ないのでこの時間の使い方は納得している

仕事をする上で不平不満や未来への漠然とした不安、人間関係の複雑さに疲弊してしまう日も多い。そんな中で仕事が終わった後もうまく自分の心と折り合いがつかず、ウダウダ悩んでしまう時もある。


自分の中には沢山の側面の自分が存在している。好きな人や好きな事に向き合っている自分。やらなくてはいけない事に向き合っている自分。場を乱したくはないから合わせている自分。
キリがないほどに沢山の僕と言う人間の側面があるのだけれど、1日のうちにどれくらい好きな自分の側面で生きれているだろうか?


ここ最近仕事の忙しさからもあるが、家に帰ってきてからも仕事の事や仕事場での人間関係の複雑さに悩んでいた。先ほど言った「好きな自分」ではない僕が家に着いてからも続いてしまっていた。

仕事のタイムカードを切った瞬間に、「ハーイ切り替え!自分の時間楽しむぞ!」となれていれば、どうって事ないのかもしれないが僕はたまにその切り替えをうまく出来ずにウダウダとしんどいまま1日が終わってしまう事がある。この切り替えの悪さは昔からでなかなか変われずにいる自分の悪いところである。


やはり人間好きな事だけで生きていける人はごくごく稀である。だからこそ平凡を生きる僕は無理にでも好きになれる自分を日常の中で引っ張り出さないといけないように思う。ひょっこり好きな自分がタイミング良く現れてくれる時もあるが、気分が落ちている時や悩みが多い時なんかは中々切り替えを自然に待っていても現れてくれない場合もある。


「自分の機嫌は自分でとる」と言う言葉があるように、好きな自分が1日のうちに少ない時は、自分でそんな状態に持っていく努力が必要である。
ネガティブな心が広がってしまう前に、好きになれる自分を少しでも1日の中に取り込み、それを土台にして1日を終わると少しは気分が晴れる気がする。


他人から、「悩んでいても仕方が無い事で悩むな!」とひと蹴りされてしまうような事でも頭を抱えやすい僕だからこそ、出来るだけはやく切り替えるために好きな自分の側面を知る事から始めようと思う。


たとえ小さくても、そんな側面を見つけて知り積み重ねる事で少し生きやすくなるんじゃないだろうか。
最近知った好きな自分の側面で言えば、こうしてダラダラと文章を書いている時の自分は間違いなく好きな自分のひとつと言えるだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?