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#コラム
心の温度がこもる場所
きっとこの気持ちも忘れてしまいそうだから、僕は文章に残しておきたいと思い今日も書いている。
スーパーへ買い出しに行った帰り道。夏も終盤に差し掛かり、肌に当たる風も少し冷たくなってきた。いつもの道をいつも通り、なんて事ないありふれた帰り道に前の方からベトナムの人らしき男の人が颯爽と自転車でこちらに向かってきた。
ここら辺じゃ別に珍しいことでもなんでも無いので、気にも止める事なく通り過ぎようとした
ダサいのは今だけだから
『あとどれぐらい生きられるんやろか?』
そんなことを考えた時、僕は文章を書いた。誰がどう見たって僕の文章は下手くそだ。けれど、いつか終わってしまうと分かっているなら、恥じらいや周りの目なんてどうでも良くなっていた。
小さい頃から僕は、臆病で前に出るタイプではなかった。ただ、目の前の人気者に憧れ、はたから眺めるばかりで行動に移すのが苦手だった。そんな僕でも、いつだって人気者の座をスナイパーの如く