日記的なもの 57「君は喧し閉じてよ口を!的な話」
耳が聞こえず声も出ない女の子の話。
と書くと、「聲の形」の様な感動系な話に感じるが、かなりギャグ寄りなラブコメである。現在第六話まで連載されているが、まごうことなきラブがコメりはじめている。
こういったギャグ強めのラブがコメる作品は大好物なので色々と自分に供給したいのだが、最近は全然探せていない。
しかも俺が「マンガソムリエ」などと一部に呼ばれていた頃と比べて、面白いし無料で読めるマンガがインターネット上に溢れかえっている。
ちゆ12歳やゴルゴ31の更新を楽しみにしていた頃が懐かしい。
まぁでも、Twitterではそんな俺の欲求に答えてくれるかのようなアカウントもあって、あまり知られていない面白い無料マンガを教えてくれたりするから、今は今で満足度は高いかね。
で、今のオススメは最初に紹介した「君は喧(やかま)し閉じてよ口を!」だ。
原作と作画に分かれているけれど、二人とも漫画家である。片や、原作者は「高校生名探偵バトルロイヤル」というかなり面白かったし可愛い女の子が出てきたりしていたマンガなのに、何故か早々に終わってしまったという経歴。
片や、ニートな女の子日常マンガ的な、4年続くほどに固定ファンもいた「ニー子はつらいよ」の作者。
どちらも可愛い女の子の作画であり、残念美少女という共通点。
表題作は、絵柄的には森田俊平なのだが、作画がアルデヒドになっている。
キャラクターのやり取りは、主役的なポジションの少年は森田俊平だが、主役を含めた周囲の女の子たちはアルデヒド寄りなので、作画とか原作とかはそれほど関係無く、二人でそれぞれを補完しながら作品を創り上げているイメージになるのかもしれん。
二人で作ってはいるが、多分ストーリーの主幹が森田俊平ってだけかな?
知らんけど(逃げ)。
で、そんな作品だから、面白く無いわけがない。
昔から「アホの子」ど言えばkey作品を筆頭に、女の子が主流である。
そこは知識の足りなさと空気の読めなさが合わさってアホの子は生まれるわけで。この作品ではその役割を少年に与えている。
話の通じない会話。噛み合わない考え方。
だがこの能天気な少年のおかげで、主役の少女が救われている。ただし常識が違いすぎて前途は多難っぽいところも作品の魅力的な部分。
イチャラブ成分は少なさそうだが、逆に少女の赤面姿はたくさん見られそうだ。
特に今話の最後のページで混乱赤面という表情。
ごちそうさまです。
今後に期待です。