ついに「ミ・ヴィーダ」も登場!気持ちの入った対山形戦

記事の初公開日:2016年 05月 19日

朝8時半にはスタジアムに到着しているなど昨シーズンには考えられなかったけど、ついにやってしまった。
ホーム山形戦の日は大忙しだった。サポグループ「ウルトラ長崎」がついにあの巨大幕「ミ・ヴィーダ」を掲げるという情報があった。そのため1年以上お蔵入りしていた「ミ・ヴィーダ」の点検補修を早朝からやるという。

諫早のサポグループ「KATARODE」さんの選手名幕をバックスタンドに掲げる作業もある。時々お手伝いさせてもらっているバックスタンド3階に選手幕をはりめぐらす作業。「◯○選手頑張って、怪我しませんように」と気持ちを込めてその選手の幕をしっかりと結びつける。選手一人一人に思いを込めた活動をしている「KATARODE」さん、いつも飛び入りを受け入れてくれてありがとう。

幕張の前に「ミ・ヴィーダ」の点検。外に広げてみると本当に大きい。
まだ文字の書いてない制作途中の巨大幕。いつどのような姿に完成するのか誰も知らないみたい。バルセロナのサグラダ・ファミリアみたいで夢がある。
個人的にこの幕が大好きだ。こんな幕を作ろうとしたサポさんたちのユーモアと無鉄砲さが、「しようがないなあ〜」と言いながら手助けしてもらうダメ亭主みたいでなんとも長崎らしくていい。
1年以上姿を見せることのなかった「ミ・ヴィーダ」。長崎の選手でこの幕を知っているのはJ2初年からいる神崎選手、前田選手、佐藤選手、高杉選手と翌年移籍してきた大久保選手、植草選手ぐらいではないだろうか。ほとんどの選手と初対面になる。「ミ・ヴィーダ」の登場を見たくて、この日もバックスタンド3階席に陣取った。選手入場似合わせてするすると3階席から降りてくる未完成の巨大幕。こちらの気持ちも高ぶってくる。風が強かったのでゴール裏のサポーターさんたちは抑えるのにたいへんだっただろう。


試合も両チームしっかり戦っていて、強い気持ちが伝わってきた。李栄直選手の気持ちのこもったFK。壁に当たったがコースを変えてゴールに突き刺さった。このキックが長崎の選手たちのどうしても勝ちたい気持ちを代弁していた。マークが厳しくなった永井選手が人のために体をはってボールを追いかけている。相手選手の腕が喉に入ってぶっ倒れて時は心配でおろおろなったほど。試合終了と同時にピッチに倒れこむ選手たち。こんなシーンは今シーズン」初めてだった。
結局1−1の引き分け。勝ち点3はまだ遠かった。それでも前々節のようなやるせない気持ちにはならなかった。満足と言っては語弊があるが、ハードワークができるという希望が残った。甘いと思いながらも少なからず満足感と希望が湧いてきた試合だった。
希望をもってきてくれた栄直選手、ありがとう!

この日、一つのお別れもあった。
クラブとの話し合いの上「契約解除」となった武内大選手とのお別れ。
試合前、武内選手がサポーターにお礼の挨拶にきてくれた。怪我が重なりリハビリの日々が続いていたが、昨シーズンのアウエーセレッソ戦でのプレーのように人を魅了する力を持った選手だったのでみんなが彼の復帰を待っていた。しかしそれは長崎では叶わなかった。あくまでも「引退」でなく「契約解除」。だからいつかどこかで選手として復活してくると信じていたい。
急なことだったが多くのファンサポーターが彼を惜しんで、彼のチャントを歌って送り出した。

だい、くらいつけ
だい、もえあがれ
だい、もっと、だい、つよく
たけうちだーい!


すこしだけ明るい気持ちになっていたら、昨夜金沢が勝って、Vファーレン長崎は最下位になったとの情報が。
気持ちの足元を救われた感じだったが、もう下はないんだから、選手もサポーターも最下位が情けないと思うのなら上をめざすために戦うしかないんだ。相手より多く走って、早くボールに行って、たくさんシュートを打つしかない。ファンもできることはただ1つ、スタジアムに行って精一杯応援することだけ。
まっすぐ上だけ見て1チーム1チーム引き摺り下ろしていくつもりで戦っていくしかないね。

そうだ、ヴィヴィくんがつかの間のお休みにエステに行ったらしい。
毛並みがツヤツヤになって、ほっぺがほんのり赤らんでいた。
綺麗になったのに照れたのかな?それとも日焼け?
相変わらずかわいい。

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