ヴィファーレン長崎、頂上決戦はドロー

記事の初公開日:2012年 09月 18日

台風のあと、強い雨風のなかでも、ヴィファーレンのヴぃヴぃくんは、しっかりお仕事していました。
今日はリンガーハットデーということで、ヴぃヴぃくんは、エプロン姿。

激しい風雨の中だったけれど、応援に行ってよかったなあというゲームだった。
ヴィファーレン長崎と長野バルセイロ、JFLの1位2位の直接対決。
どちらも負けられない張りつめたいいゲームだった。
残念ながらヴィファーレンはアディショナルタイムで追いつかれ
2対2のドロー。
帰りのシャトルバスのなかでは、おじさんたちがたった今応援してきたゲームについていろいろと談義していた。
ネティブ長崎弁で「スカーッとせんね。勝たんやった日はヤケ酒ばい」「こげん雨の日やけん、勝ちたかったね。仕事のノリも違うもんね」
勝ちきれない試合はなんとも気が重いが、こんなおじさんたちの会話に心強い気もした。
台風の最中と言ってもいいような日のJFLの試合に2000人以上も駆け付けた。
それも子供連れや女性たち、中高年ご夫婦たちも多く、人数は少ないがいつもの試合のように熱く応援していた。
ぜひとも、このチームをJリーグに上げたいと思っている人たちは、私が思っているより断然多いのかもしれない。

私がヴィファーレン長崎の試合を見るようになったのは、昨シーズンからだから大きなことは言えない。
佐藤由紀彦選手がいるということも昨シーズン初めに知った。、由紀彦のプレーが見たくて行くようになった。
今シーズンも由紀彦とヴぃヴぃくんを応援だ!というノリでいた。
しかし、今はすこしちがう。
このチームをぜひともJリーグに上げたいという気持ちが強い。

そう思うようになったのは、今シーズンJ1に上がった鳥栖のホーム戦を見てからだ。
3月末、横浜Fマリノスサポとして鳥栖に乗り込んだ。
鳥栖のスタジアムはいっぱいだった。なんとマリノスサポーターも1000人以上いたのではないだろうか。
横浜から九州の佐賀まで1000人以上の人たちが駆け付けたなんて!
そしてそれ以上に熱く沸いていたのは、マリノスに勝った鳥栖の町だった。
Jリーグチームを持つと、こんな熱い雰囲気が一過性のものでなく、日常になるんだなあと実感した。

地方の街は、活性化に必死だ。
長崎も、さるく博だの、龍馬伝だの、つぎは梅谷庄吉だのと、観光客を引き付けるためのイベントや仕掛けに躍起になっている。今では、中国からの旅行者目当てに波止場の拡張までするようだ。
観光行政担当者には、ヴィファーレン長崎というコンテンツは、目に入らないのだろうか。
地域活性化と集客が一石二鳥で手に入る既存のコンテンツとしては、ヴィファーレン長崎が一番実現の可能性が高いコンテンツではないのかな。それも一過性でない日常に定着していける強みもある。
Jリーグチームを持つ街。おらがチームの話が日常の会話に出てくるような街。
それはサッカーファンには、憧れ。
そのためには、ヴィファーレン長崎をJリーグチームにしなければね。

そんなこんなで、今では、大好きなサンフレッチェ広島やマリノスの俊輔とおなじようにヴィファーレン長崎を応援している。

そうそう、これ追記しておこう。
神崎大輔選手のファンという若い女性たちと出会った。
大分から駆けつけたという。神崎選手は大分出身なんだね。
彼女たちと話して、神崎大輔選手が少しわかった。応援するね。

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