見出し画像

無理をしすぎないブランディング

企業向けのブランディングをしているなかで私が大事にしていることの一つに無理をしすぎないということがあります。
いくら尖ったデザイン(ブランディング)をしてほしいと依頼があったとしても企業の体質的にこのデザインをするとさまざまなところで無理が生じるなと感じる場合は素直に伝えます。例えば「親しみ」があることが強みの企業からハイブランドのような尖ったデザインをしてほしいと依頼があったとしても、なぜそのような考え方に至ったのかをまずは丁寧に紐解く必要があります。

背伸びをするのと無理をするのは違う

リブランディングの依頼など、イメージを刷新したくてこういう感じにしていきたいという依頼があったとします。それは自社の現在の位置に対して頑張ればいけそうという範囲であればそれは良い方向だと思います。しかしブランディングをいままで全然していなかった企業からいきなりハイブランドのような佇まいや発信をしたいなどその企業にいきなりは無理があるなと思われる場合はその方向性はおすすめしません。(ただし、プロセスをふめばできる可能性はあります。)

現在の強みと理想が交わる場所

理想ばかりを追い求めてブランディングをしてしまいがちですが、これはこれで方向性ができたとしても長続きしません。それは現在の良さを無視している可能性があるからです。
ブランディングの方向として現在の強みと理想の交わる場所を目標として持っていくとそこに「成長」という過程ができます。
ブランディングはできたら終わりではなくあくまで成長というプロセスも考慮していくことが大事です。

ブランディングはプロセスが命

「ブランディングはコンセプトやビジョンを決めロゴを作る」という風に見られがちですが、あくまでそれは入り口で、プロセスがしっかりしていなければ全く意味がありません。いきなり理想ばかりを追いかけるとプロセスがぐちゃぐちゃになりブランディングって意味なかったということになりかねません。
それは理想の身体づくりをするためにまずはかっこいいウェアとシューズを手に入れ、明日からジムに通って、理想の身体を3日で作りあげると意気込んで1日目で辛い思いをして、くじけて自己嫌悪に陥るのと似ています(極端な例です…)。
自分達が無理をしすぎない範囲で進行していけるブランディングを設定していくことが重要だと私は考えています。なので一過性ではなく長期的にお付き合いできることがブランディングを成功させる確率をあげることに繋がり、そういうお取引をNagaoka design officeではお願いしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?