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モノ作りのプロセスにフォーカスするプロジェクト“mimuki”のこと

2022年に小規模で活動している方達にフォーカスする個人的なプロジェクトとしてスタートし、現在ありがたいことに10名近くの方々の撮影をさせていただくことができました。

初めは近隣の小規模で活動されている方達と交流したいなと漠然と思い、アプローチして撮影などをさせていただく中で気づいたらそこには色々な問題やデザイナーが入った方が良いのかもしれないと思うことを発見し、現在もmimukiのプロジェクトを通してデザイナーとしてできることを模索しながら実験的に色々と進めています。

スタートして約2年が経過し、なぜこのプロジェクトを始めようと思ったのか改めてまとめてみました。

mimukiのミッション

「真の価値を見つけて、繋げる」
大量に作ることで安価にモノが行き渡ることの恩恵は計り知れません。しかし安価な分その価値は下がり簡単に物を捨てたり環境に良くない素材を大量に使用したりとデメリットも多くあります。大量な情報の消費も処理しきれず「知る」ということが一時的な知識になっていたりします。
現代において大量に作って安価にするよりも適量作って価値を上げる方が「作り手側」も「使い手側」にとっても良いはずなのにうまくいきません。それはひとつに「お互いをちゃんと理解していないから」ではないかと考えています。mimukiでは「真の価値を見つけて、繋げる」というミッションに対してデザインで様々なアプローチをしていきます。

mimukiのコンセプト

「プロセスや背景を知ればモノの見え方が変わる」
「消費」に対する問題が後を立たない中、どのようにしたら「消費」と良好な関係を築けるか。それはプロセスや背景を知ることだと思いました。
使用する側からすると、完成されたモノは目にするがそのプロセスは目にしていません。結果だけで判断してしまうので、意味や思いなど考えることなくあっさり捨ててしまったり、「安い、高い」と価格に目を奪われがちになります。こだわりの強い職人ほどプロセスや手垢を見せたがらないですが、実はこのプロセスや背景にこそ使用者とモノとが良好な関係を築けるヒントがあるのではないかと考えています。


mimukiが現在行なっている活動

Webサイト運営
様々なクリエイターの方々のところへ撮影へ伺いそれをWebサイトにて紹介をしています。
クリエイターの紹介と共に今後様々なコンテンツを制作しプロセスや背景を知ってもらえるWebサイトにしたいと考えています。


撮影

仕事のプロセスは普段なかなか見ることができないですが、プロセスを見てもらうことでその商品の真の価値や魅力を見つけることができるのではないかと思い、モノづくりをしているところを撮影させていただきWebサイトに掲載しています。

コラボレーション(商品開発/動画コンテンツ/イベント etc...)
クリエイターや職人は業界を超えた横の繋がりができにくいというお話を聞き、その人たちを繋ぐことで新しいことができるのではないかと思い、クリエイターの人たちと様々なコラボレーションをしながら商品開発やイベント等を行っています。

レザーブランドBellezzaさんとのコラボレーションで生まれた、端材を使用したアクセサリー


オンラインショップ

コラボレーションで生まれた商品やmimukiで知り合った方々の商品などを販売する場所としてオンラインショップを運営しています。


デザイナーは、作り手でもなく使い手に近い場所にいながら、その間をつなぐことをできる存在なのではないかと思います。
このつなぐということを意識して色々な取り組みをしていきたいと思います。


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