運命の黒い糸を求めて
人間関係というものは私のような陰気な人間からすると大抵は息苦しいし振り返りたくないものである。しかし、私の心の深淵にある本当にデリケートなワタシは運命の黒い糸で結ばれた人間関係を求めている。フロムの著書である「愛するということ」に於いて、以下のように述べている。
資本主義社会では、物だけでなく愛においても、「あなたが私にくれるだけ、私もあなたにあげる」というのが、もっとも一般的な倫理原則となっている。
この一般的な倫理原則は恋愛関係だけでなく、広義の意味として交友関係や家族