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脳がいきいき

 昨日、Xを眺めていて、ある本屋さんの投稿で、今ヘーゲルの『精神現象学』を読んでいます、とあって、わたしも今読んでいるので、おー、となった。読んでいるけど、9割意味がわかっていない、とも書いてあって、一緒だ、と思い、うれしくなった。
 長谷川宏訳の、とあったから、まったく同じのを読んでいる。わからないけど、読んでいると脳がいきいきしてくる、と本屋さん。
 わからない本を読んでいると、途中からわかるのを諦め、わからないままぐいぐい読むんだけど、こんな読み方でいいのだろうか、と不安になる。大事なことをきっと読み飛ばしている、わからない部分で足踏みして、理解できるまで繰返すのがほんとうじゃないか、けど分厚い本なのでそんな読み方では一生読み終わらない、他に読みたい本もある。
 脳がどこになにをしまい、どのタイミングで取り出すのかわからない。ヘーゲルの本をぐいぐいやることで、わたしはわからないと思っていても、脳の方では前にうしろに斜めに、なにかしらがいきいき活動しているのかもしれない、していないかもしれない、どちらにしろ、本を読むのが好き。

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