見出し画像

SUNABACO DX講座で「価値」について考え抜く習慣を身に付けよう

第10回の始まりは、代表ナカムラさんのお話から。
このお話を聞けるだけでもDX講座の価値はすごい!です。遅刻してリアルタイムは聞き逃していてショックでしたが、動画アーカイブは受講中ならいつでも見れるので助かります。

ナカムラさんが受講生の皆さんに武器を与えるスピーチをじっくり聞きました。

テーマは「価値=機能的価値+情緒的価値」について。

お客様は自分に価値を与えてくれるものを選んで対価を払います。
お客様に選ばれるには、作るプロダクトの持つ価値についてしっかりと考えないといけません。

今まで良い物を作るというのは、機能的価値の高い物を作るという軸が多くて、もうその軸でプロダクトを作るのは飽和状態、つまりレッドオーシャンになっています。
日本の製造業が伸び悩んでいるのはここが問題です。

これからは、情緒的価値を加えて、新しい軸でプロダクトにお客様の求める価値を付加していくことが重要です。お客様が本当に望んでいる価値とは何かということをつきつめることで今までの市場とは違う新しい市場を作ることができます。そこは誰も泳いでいないブルーオーシャンです。

例えばスターバックスは、スペシャルティコーヒーと銘打って、飽和状態のカフェ市場に、おしゃれな空間で体に良いコーヒーを提供するという情緒的価値を加えてヒットしました。

これからは飽和した市場に対して価値の再定義をする、つまりイノベーションを起こさないといけないのです。
それがデジタルトランスフォーメーションをすることに対する「なぜ」の答えです。

自動車のものづくりの例では、レクサスはストーリー性のある情緒的価値を付加して「所有することがうれしい」という価値にし、レクサスのファンを増やして購入を促しています。
お客様の求める価値を提供するには、お客様の声を集めて、それに応じたプロダクトの改良をしていくことが必要です。テスラのようにとにかくリリースして、あとから機能を付け加えていって、プロダクトを成長させるような方法もあります。

デジタルの力で市場のリサーチにかけるコストが低くなっています。
ものづくりの現場の人に直接お客様の声を届けることも簡単になっています。
ものづくりのプロセスをイノベーションすることで、プロダクトの価値を高めれば、利益をより上げることができるようになります。人件費を削るのではない方向で利益を上げれるようになると、働いている人にとっても幸せな結果となりますよね。

デジタルトランスフォーメーションでプロダクトの価値を高めることが、お客様も働いている人も幸せにするなら、とても素晴らしいことですね。

今いる業界に、どんなイノベーションが必要なのか、しっかり考えていこうと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?