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プロのデザイナーとして最低限持っていなくてはならない心構え

お疲れ様です!デザイナーの宮川です!

デザインがあまり上手ではない人から「自分にはセンスがないから」と言われることがあります。

ユーザーに直接伝わる分かりやすいデザイン、心に残る独創的なデザイン、使いやすいデザイン。
制作するのにもっとも大切なのはセンスなんかじゃないのです。

デザインの基礎と案件への向き合い方をしっかりと身に付けていれば誰でも良質なデザインを制作することが可能なのです。

ここでは大きく3つに分けて書かせていただきます。

先人の知恵に学ぼう

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デザインには正解が無いとよく言われます。

私自身もそう思っています。
色々な正解があるから楽しいのかもしれません。

その反面、デザインの歴史の中で「ユーザーが見やすいと感じる配置」や「気分が良くなる配色」、「読みやすく、心に残るフォント」といった、実践的なテクニックやルールもたくさん生み出されています。

これらのテクニックやルールは、人間の本能的なところとも関連性が強くあるため、多くの人は無意識のうちに「良いもの」と感じてしまっているのです。


デザインに精通するほとんどの人は黄金比(Golden Rarion)という言葉を知っていると思います。

黄金比とは、「自然界に多く存在し、かつ人間が美しいと感じる比率」です。
具体的な比率は「1:1.618」です(近似値)。
多くの人は、この比率を持つものを無意識に美しいと感じると言われています。

なぜそう感じるのかについては諸説あるのですが、このルールを知っておけば実際にデザイン制作する際に即活用することが出来ます。


例えばweb上に配置する画像や図形の縦横比を黄金比にする、ということが考えられます。

デザインには黄金比以外にも白銀比や青銅比など、さまざまなルールがあります。


まずはこういった、すぐに活用できて尚且効果的な手法を取り入れるのが良いでしょう。

デザインはユーザーにアウトプットする一つの手段

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デザインの基礎を身につけると、ある程度綺麗なデザインを作成することができるようになりますが、ここで一つ注意。

デザインはあくまで手段であって、ゴールではないのです。
「美しいデザイン」「かっこいいデザイン」を作ることが目的になってしまってはいけないのです。

デザインを行う時は、どんな事よりも先に「作成する目的」をしっかりと決めることが、とても重要なのです。

目的があってこそ「デザイン」なのです。

その目的にあったデザインを作成する事をまずは頭に叩き込んでください。

エンドユーザーのためのデザイン

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デザインの好みは人それぞれ、自分はA案が良い、他の人はB案が良いという状況はたくさん起こります。

だからといって自分自身の価値観だけでデザイン制作を進めることは絶対にやってはいけません。


全てのデザインは、使用する人や見る人の為に作成するのです。

地球に生存する全員が良いと思うものを制作することは不可能ですが、ターゲットを絞りより多くの人が良いなと思うものを考えて作り上げていくことが大切だと思います。

日常生活に上記であげた3点を意識して日々暮らすことで他の人と差を出すことができると思います。


通勤中にみるポスターや看板などなぜこのようなデザインになったのかと考えるだけでもスキルアップにつながります。

世の中には色々なデザインがあふれています。
仕事外の空いた時間を有効活用することが非常に大事です。

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