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⭐️アンチエイジング講座③ 脳の老化を食い止めよう⭐️

皆さんは普段認知症を予防したいとお考えではないでしょうか。

認知症は脳の老化で起こります。
ここで注意していただきたいのが体の老化と脳の老化は異なるということです。

体の細胞にはテロメアがありますが、脳の細胞にはありません。
体の細胞は毎日約200分の1が死んでおりその分を分裂した細胞で補っています。
一方脳細胞はテロメアがないので、基本的に細胞が壊れても細胞分裂して新たな細胞を作ることができません。
そのため残った細胞同士が新たにネットワークを作成することで補っています。

つまり脳の老化は神経細胞のネットワークの減少を意味するのです。

またアルツハイマー型認知症では脳全体が委縮します。
アルツハイマー型認知症の患者さんの脳を調べてみると老人班がみられますが、これはフリーラジカル(活性酸素)が原因でできるのです。
そのためには老化を促す物質であるフリーラジカル(活性酸素)を除去する必要があります。

脳は身体の間で一番栄養を消費します。
脳は体重の2%程度ですが、全身で使うエネルギーの量の18%から20%、全消費エネルギーの5分の1を使っています。
脳にいかにいい栄養を与えてゆくかが脳の老化の進度を大きく左右するのです。
そして、何と寝ているときも脳のエネルギー消費量は大きく変わりません。 脳はたくさんの栄養を消費する分、老化を促進する活性酸素を大量に発生させます。

活性酸素は老化だけでなく、癌や生活習慣病、動脈硬化をはじめほとんどの病気の原因になっています。
ではどのような物質が活性酸素をを除去してくれるのでしょうか。

グルタチオンという酵素やビタミンC、βカロテン、コエンザイムQ10、ビタミンEがまず挙げられます。
コエンザイムQ10は主に肝臓で作られますが、年齢とともに体内で量は減少します。

例えば、心臓では20代で最も多く、30代になると3割減り、80代では半分以下になります。

コエンザイムQ10を含む食べ物はイワシ、マグロ、牛肉、豚肉、ブロッコリー、大豆、アーモンド、ホウレンソウなどが挙げられますが、 食事だけで摂ろうとするとイワシ1.6㎏(25匹)、ブロッコリー25本を毎日食べなければならず困難です。
不足分はサプリメントでビタミンEと一緒に摂ることが大事です。
また、体内の活性酸素を除去する酵素を活性化させるため、 ミネラル、特にMn、亜鉛、鉄が欠かせません。

脳細胞は脂質で出来ているので、脳の機能はどんな脂質を摂るかに左右されます。
魚油である不飽和脂肪酸であるオメガ3、オメガ6をバランスよく摂取しすることが大事です。

また認知症予防にはヨーロッパで認知症への有効性が確認され、医薬品となっているイチョウ葉エキスが挙げられます。

ご参考にしていただければ幸いです。


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