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『同人誌の感想がもらえなさすぎてお金を払って感想をもらった話』


そのままの話ですがさらに詳しく言うと、
『最近だした二次創作BL同人小説本の感想がもらえなくてめちゃくちゃ気持ちが落ち込んだので感想をもらえるサービスにお金を払って自分の本の感想をもらった話』です。
利用したサービスは『スキルマーケット coconala(ココナラ)』

・結果

長くなってしまったので先にサービスを利用してどうだったかを書くと……。

めっっちゃよかった! 
自分の小説の長所短所なりが見えてきたらいいな、と思ったので複数の方にお願いしたんですが、どの出品者の方も予想以上のボリュームで感想をくれてすごい満たされました。
評価ではなく感想をいただくサービスを主に選んだので、たくさん褒めてくれてすっごい嬉しい~!
自分の小説の良いところが見えてきたので、そこは伸ばしていきたいなと思いました。でもほんとシーンごとの感想とか細かいとこまで読み込んでくれて感動しました。

そもそも他人の評価が欲しくて同人誌だしてるのか?

好きだから書いてるし、趣味でやってるんだけどやっぱりたくさんの人に読んでもらいたいし、褒めてもらいたいという欲がでてくる……。
承認欲求がむくむくと湧いてきて、趣味と承認欲求っていうふたつのバランスがうまくとれなくてドカンと落ち込む。
趣味なんだから嫌になったらやめればいいんだけどそれが難しいんだなあ。
“好きで好きで他人の評価関係なく書き続けられる”人は、それほんと才能だと思うのでとてもうらやましい。
私も昔は一人楽しむための夢小説を書いて満足していたのにいつのまにこんな欲しがりな身体になってしまったのか……。
最初は“自分の妄想をかたちにしたい”がスタートだったのにSNSにアップして反応がもらえたら、もっといいね!やブクマが欲しくなり、どんどん貪欲になってしまった。
その貪欲さをプラスの向上心としてパワーに変えられたら最高なんですけどね。

・なぜ感想をもらえないのか?

最近はSNSで気軽に感想を送れるし、マシュマロやお題箱といった匿名で感想を送れるツールが発達して送りやすい環境になっている。
そのなかでなぜ私は誰からも感想をもらえないのか?

①告知、アピール不足
②話しかけにくい雰囲気
③単純に小説がおもしろくない

①告知、アピール不足
感想ください!とかうっとうしいほどアピールしたか?
自分の作品をリツイートするなどしてなるべく多くの方の目に止まるように努力したか?
→してない
やれYO、以上。
これだけ情報であふれてるなかでわざわざさかのぼって過去の作品探してくれる人がいるわけない。
自分で自分を売り込まないと当たり前だけど感想どころか作品見てもらえない。

②話しかけにくい雰囲気
これは①とも関係してる。
感想って壁サーの人のほうがたくさんもらってるかといえば、そういうものでもない。頒布数と感想数は比例しない。
いやでも話しかけやすい雰囲気ってなんだ!? それがわかってたらツイッター向いてねぇとか悩んでない。
話しかけやすいネタを定期的につぶやく、自分から話しかけにいく、というのが大事かなと思った。思っただけで実行できてない。


③単純に小説がおもしろくない
これはもうどどどどど正論すぎる。①,②でなんやかんや言いましたが結局これ。
私のジャンルはそこまでサークル参加される方が多くないので本を手に取ってもらえるか、という最初のハードルは低めだ。
つまり“とりあえず”で手に取って読んでくれた方の心を鷲掴みにするような文章が書けてないってことなんだな~……。予想外に萌えた!感想を送りたい!と思うほどのなにかを読み手に与えられなかった、ただそれだけなのだ……。


・私がしたこと

自分をプロデュースするくらいの気持ちで①②を極めたほうが感想もらえるようになる気がするけど、気分が落ち込んでるときにそっちにパワーがいかなかったので、とにかく自己PRが下手な自分は小説うまくなるしかないと思ってグーグル先生に聞いてみた。
うまくなろうと思っても自分の小説の長所短所がよくわからないし、なにからしていいかどこを伸ばしてどこを直していけばいいのか見当もつかない。感想をもらえないので自分の“強み”も分からないし……。
頭のなかにある最高におもしろい状態でアウトプットできたらもっと楽しく創作活動できるだろうし。感想もらうためにはまず自分がこれ最高!って思えるもの書けるようになりたい。

「同人 小説 うまくなりたい」で検索した結果でてくるでてくる。みんな同じようなこと悩んでるんだな~ってわかってなんかちょっと安心する。
そして一番上にでてきたのがこちらのサイト↓である。

まさに私のことじゃん~!!
なるほどな、と思いながら最後まで読んでいくと――

「ココナラで感想書いてます。【二次創作OK】あなたの小説の感想・評価を書きます!【追加質問無料】

こ、これだ……っ!!
なるほどこういうサービスを利用すればいいのか、と飛びつくようにURL先に行ったけれど、この方は満了していて依頼できませんでした。残念。

でも「感想 小説」で検索すると同じように感想を書いてくれるサービスはたくさんあって、それに「BL」や「二次創作」というキーワードを追加して良さそうなものを探します。さらに「R18」OKかどうかもよく確認して選んで購入しました。


結果は冒頭に書いたとおりです。大満足。
そもそもなにか新しいことをするっていうのはテンションがあがりますよね。これ依頼した時点でずっと感想もらえなくてうじうじしてた気分はふっとんでました。単純な人間なので。

・料金について

結果として3つのサービスを購入しましたが、全部合わせても毎月のゲーム課金額よりも安い。
ひと月ゲームの課金我慢したらおつりでるくらいだったので金額でためらうことはありませんでした。
3万字以上の小説をお願いしましたが、どのサービスも文字数に応じて追加料金払いました。

・サービスを利用して

途中で上記の方もサービスが購入可能になったので「評価」を依頼しました。他の二つのサービスは「感想」を依頼。
「感想」サービスでは丁寧に読み込んだうえで褒めてくれるのでめちゃくちゃ嬉しい……。嬉しすぎて涙でた。悩んで生み出した文章を褒めてくれたのとか何度も読んでニヤニヤしてます。
「評価」サービスは、なかなかに胸に突き刺さる指摘もありました。……というかもう刺さりまくりですね。
でも、自分でもなんか読みにくいぞ?と思ってもどう修正したらいいかわからなかったところも、丁寧に解説してくれたおかげで「そうだったのか!」気づくことができました。こうしたらいいのでは?という例も書いてくれたので自分に足りないものが明確にわかります。


私の場合は三名の方に共通して下記の点を褒めていただけたのでそれが自分の“強み”なのかなと知ることができてよかったです!

・全体的に明るく楽しい雰囲気
・キャラクター同士の軽妙なやりとり、コミカルさ

自分でもさらりと読めるラブコメが特徴かな~と思っていたので、方向性はあながち間違っていなかったかと思います。
キャラクター間のやりとりは……、まあほぼキャラクターの力だと思いますが、それでも原作を知らない出品者の方にもキャラクターの魅力を伝えられるように描写できていたのかな、ってことで。

これからの目標


いままで“どうやったら小説ってうまくなるのか?”と思ってたんですが、そもそも自分のなかの“うまい小説”ってものがよくわかってなかった。
でも自分の長所と短所がわかったことで自分の目指す小説が見えてきました!!
『ふとしたときに思い出すような、人の心にワンシーンでも残る小説を書けるようになりたい』
さらりと読めるのは長所だけど、記憶に残らないという短所でもあるので、まずは指摘いただいた読みづらさを修正して、感情の流れのエピソードをもっとふくらませていけるように頑張るぞ!!
いままでぼんやりとしていた“どうやったらうまくなるのか?”の答えがわかってきたので書きたい欲が高まってきました!!!

いまはイベントが中止になったり延期になったり。モチベーションも落ちがちですが、まずは原点回帰というか“自分が一番楽しむ、自分が読みたい最高に萌える本を書く”これを大事にしていきたい。
単純なようで私はそれをよく見失うので、そこを見失わずに楽しんで同人生活していきたいと思います~。

感想もらえなくて落ち込む人、承認欲求に囚われた人、ぜひぜひこういうサービス利用したらいいと思います!
私は払ったお金以上の価値がありました。口コミ見ていると、サービスの質は出品者の数だけ様々なようですので私はしっかりと読み込んでくれる方に出会えてよかったです。また落ち込んだらお願いしようって思いました。


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