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第191号 「暮れの一息」

暮れのお忙しいところ 恐縮ですが
   息を吸って 止めて・・・ ゆっくり 吐いて・・・
   息を吸って 止めて・・・ ゆっくり 吐いて・・・
           「ふうーっ!・・・・」
 ひとつ、変な事を お聞きして良いですか?
あなたにとってこの一年は、どのような一年だったのでしょうか?
           「・・・・・・・・?」
 私はこの一年「どれだけ無様な自分を受け入れられるか!」をテーマに過ごしました。
自分より優秀な人を見て、自分の力の無さを実感したり。
こんな人間になりたいと願って行動しているが、理想の人間にはほど遠い無様な自分。
思い通りにならない事の繰り返しに、嫌になってやる気を失っていく自分。
全ては自分の選択の結果だと知っていながら、誰かのせいにして言い訳をしている自分。
禁酒・禁煙・ダイエット等に集約される、決めた事が出来ない自分等々・・・・
           「・・・・・・・・・・」
 沢山の無様な自分に出会い、そこから目をそらさず受け止める事から始めました。
今まで誤魔化し、言い訳していましたが、あるがままの自分を見つめました。
何百何千と無様な自分を見つめました。そうしていると、無様さに慣れてくるのですね。
100点の自分でありたいけど、60点の自分でいいと思えてくるのですね。
100点でなくても60点で出来る事・役割はなんだろうと思えてくるのですね。
            「・・・・・・・・・・」
 今の実力で最善を尽くした結果、マイナスがあったとしてもそれはそれでいい。結果より自
分の選択に納得して、自分は自分これでいいと自立して生きる事の大切さに改めて気付きます。
行動した結果手にするものは、失敗でも成功でもない。自分の人生を素晴らしいものにする為
にどうしても必要な体験でしかない。だから、思い通りにならない事に腹を立てたり、後悔す
る必要は無い。静かに受け入れ、その体験から必要な事を学び気付くだけ。
           「・・・・・・・・・・・」
 そして、60点の自分でも命ある有り難さを思うと、心が緩み他人の評価や結果に依存しな
くなる。自分の選択に納得して、したい事をする喜びに感謝していると、心が緩み今ある幸せ
で十分と感謝して、今の自分が出来る良い選択をしたくなる。何があろうと諦めたり後悔しな
いで、自分の人生をどうにかしようとする「挑戦する勇気」を育んで行こうと思えてきます。
           「・・・・・・・・・・・」
 自分は自分これでいいと受け入れ階段を一段上がれた一年でした。ありがとうございました。

平成27暮れ