So In Love (課題曲)
次回の NY de Let’s Sing Jazz! Online Class #62
課題曲は、Cole Porter の名曲、So In Love です。
音楽的にとてもドラマティックな曲。ヴォーカルとインストではテンポやアレンジがずいぶん違いますが、それも含めていろいろ聞いてみたい、そしてどう歌いたいかは、あなた次第です!
クラスの日程は、こちらです💁♀️
お薦め音源がたくさん有ります!
女性の歌、男性の歌、古いオリジナル、新しい映画から、インストもの、バラエティに富んだいろんなバージョン、それぞれが素晴らしいです。
【お薦め音源/ So In Love】
マイナーとサビはメジャーなドラマティックなメロディのコール・ポーター(作詞作曲)の名曲です。
Ella Fitzgerald
ラテン(ビギン)のリズムで豪華なアレンジです。キーはCm。1コーラス歌った後サビから終わりまで歌っているので、1 Chorus & half という長さです。歌いやすい良いテンポなので、伴奏音源はこの音源を参考にしています。
Julie London
テンポは少し早めブラジルのボサノバっぽいリズムのアレンジです。
キーはAm。コードも少々モダンでクールな印象です。
Peggy Lee
ミデアムテンポの軽い感じのスウィングです。キーは前の2曲の間のBbm。小粋な感じです。
Frank Sinatra
エラのと同じようなラテンのリズムでたっぷり歌い上げています。
キーはEbm。歌い切りの1コーラスですが “I’m your’s till I die” でフェルマータ(テンポがゆっくりになる)というアレンジで歌っています。
Kiss Me Kate Original
この曲が作られた時のショー「Kiss Me Kate」オリジナル。テンポ早めのバラードですが、オペラ的な歌唱です。キーはFm。エラと同じ長さで1 Chorus & half ですがサビの後、楽器がサビのメロディを演奏して歌は “So taunt me, and hurt me” から終わりまで歌います。
De-Lovely
2004年の映画「De-Lovely」はコール・ポーターの自伝の映画。この中で使われた So In Loveです。歌っているのがコール・ポーター自身(の役)で女性は奥さん(の役)です。
キーはEbm 。
Tony Bennett
Lady GagaのアルバムでTonyがゲストで歌ったバージョン。スウィングです。キーはFm。”So taunt me and hurt me” のくだりはセリフの様に表現しています。
Kenny Dorham
ラテンのリズムでテンポは早め。インストでこの曲はこういうイメージが多いかも知れません。サックスはハロルド・オズリー、トランペットがケニー・ドーハム。キーはFm。
このテンポだと明るいイメージになります。
Chick Corea
2020年のパンデミック真っ最中にFBでプラクティス練習を配信した時のものです。癌に罹っていてもこんなにエネルギッシュに弾いていて、いろいろ考えさせられます。
キーはFm。楽器の人がどの様に練習しているのか垣間見るような観点でみても良いと思います。
ちなみに1989年レコーディングした彼のSo In Loveはこちらです。
Jimmy Greene
2020年リリースの現在も活躍しているソプラノ・サックス、ジミー・グリーンのモダンなバージョンです。
曲の後にインタールード(曲の合間に入るコードにパターン)が入ってソロにいきます。ジミーさんの愛娘が乱射事件に巻き込まれて亡くなって、という経験をしてる方です。
以下、このアルバムの解説から引用
この曲はこのアルバムに入っています。
「ジミー・グリーン、2年半ぶりとなる新作。
2012年12月14日、サンディフック小学校銃乱射事件に、愛娘アナが巻き込まれてしまっ たことにより、人生が激変して「この『While Looking Up』は、自分たちが今生きている時代を示している」と語るジミー・グリーン。
「娘を理不尽な事件によって失った悲劇によって自分たち家族が歩んだ日々を考えると共に、現在、国や社会が、正常な状況から、カオスに 陥っているのを感じるが、絶望感を覚えるのは簡単なこと。
幻滅してしまうのではなく、上を向いていくこと(の大切さ) を思い出す」と語るグリーン。」
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