I Thought About You
次回の “NY de Let’s Sing Jazz!” オンラインクラス#66の課題曲は、I Thought About You です!
ジャズのどスタンダード!直球ど真ん中!
正面からの表現はバラードでしょう。歌ってる人も結構います。ですが、インストものがバラードが多いです。
ヴォーカルは良い感じのミデアムテンポのスウィングが結構多かったです!
歌詞はヴァースも載せておきます!
I Thought About You
Music by Jimmy Van Heusen
Lyric by Johnny Mercer
[Verse]
Seems that I read, or somebody said
That out of sight is out of mind
Maybe that's so but I tried to go
And leave you behind
What did I find?
[Chorus]
I took a trip on a train
And I thought about you
I passed a shadowy lane
And I thought about you
Two or three cars parked under the stars
Winding stream
Moon shining down on some little town
And with each beam same old dream
At every stop that we made
Oh, I thought about you
But when I pulled down the shade
Then I really felt blue
I peeped through the crack
And Looked at the track
The one going back to you
And what did I do?
I thought about you
【お薦め音源/
I Thought About You 】
情景が思い浮かぶ様な歌詞の曲です。バラードでは感情が出てる表現が多いです。スウィングのはこれぞジャズ!というリズムが本当にカッコよく「こんなふうに歌えたら!」と思うほどです。
Billie Holiday
重たい感じのバラード。切ない想いが感じられます。
キーはF
Dinah Washington
伴奏がゴージャスなバラード。ダイナ独特のコブシがきいてます。
キーは高めのBbです。
Ella Fitzgerald
こちらも、ヴァースからたっぷりバラードで歌っています。伴奏も豪華です。歌を聴きながらどんな情景か想像して聴いてみて下さい。
キーはAbです。
Frank Sinatra
スウィングです。ダンスを踊るのにピッタリのテンポで、でも歌は切ない感情が出てると思います。バラードとずいぶん違う印象になります。
キーはDb。
Tony Bennett
エラが歌っていたヴァースをスウィングでテンポ有りで歌って、そのままコーラスに入ります。スウィングですがゆったりした印象です。
キーはEbです。
Eliane Elias
チェット・ベイカー(トランペットでシンガー)に捧げるアルバムで歌っています。ゴリゴリのスウィングです。キーはF。ビリー・ホリデーと同じキーです。
Carmen McRae
このアルバムをバイブルの様に良く聴いていました。お客さんの拍手から始まる生ライブの録音です。ピアノのイントロはスウィングですが、歌はルバート(テンポが無いバラード)で始まります。そのまま1コーラスルバートで歌いますが、「What did I do ?」からスウィングになります。2コーラス目に入って行く時にバンドと歌の位置が若干ズレた感じですが、歌が上手く追い付きます!
キーはFです。
Etta Jones
NYのハーレムで大人気のシンガーで、私も良く追っかけの様に聴きに行ってました。(亡くなるまで)
こちらもスウィングです。
独特のフレーズで歌います。遅れてる感じがするかも知れません。
キーはGです。
Benny Goodman
この曲が作曲された頃、初期の作品なのでオリジナルとも言える音源です。スウィングです。バンドはキーがDbで始まり、2コーラス目は転調して女性ヴォーカルが歌います。キーはBbで歌っています。
Miles Davis (No Vocal)
ヴォーカル無しのインストで、バラードです。楽器モノはバラードで演奏されるのが結構あります。途中でスウィングのリズムになったりもします。キーはFです。
Chet Baker (No Vocal)
こちらもバラードです。イリアーヌ・イリアスが影響を受けたのはこのバージョンだと思います。(全然違うけど)演奏はピアノもベースも素晴らしいソロ弾いてます。トランペットのメロディの歌い方はバラードを歌うなら参考になると思います。
こちらもキーはFです。
Ron Carter (No Vocal)
ベースとサックスでデュオで、バラードです。エタ・ジョーンズさんのサイドで吹いてたサックスの方と同じ方です。ベースのソロもさすがです。キーはエタさんのと同じでGです。
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