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ベイスターズ2020年選手名鑑 国吉佑樹 背番号92「ようやく覚醒したクウォーター巨人。覚醒した理由は?」

こんにちは、なべマガジンです。

本日(2本目)は、背番号92 国吉佑樹選手を紹介します!!!

1.経歴

大阪府出身 秀岳館高校から2009年育成ドラフト1位で横浜ベイスターズに入団しました。フォーム修正に伴いMAX152キロを記録し、2年目7月に支配下登録。先発として全試合(8試合)に登板し、プロ初勝利(1勝4敗)防御率2.30を記録し、当時壊滅的だったベイスターズの先発陣に、本格派右腕がようやくローテーション候補として現れた!!!とベイスターズファンは歓喜しました。そして3年目19試合に登板するものの勝ちに恵まれず、防御率3.67ながら4勝12敗という成績でシーズンを終えた。DeNA初年度であり、非常に厳しい戦いが多かったことから実績経験を踏んだことはかなりプラスと当時は判断できた。しかしながら、2013年に右肩痛を発症し、3試合の登板にとどまった。2014年は、中継ぎ要員として昇格すると49試合2勝14H防御率3.47を記録。プロ初セーブを記録し、中継ぎ適正も見出した。2015年は、主にロングリリーフとして登板。28試合3勝防御率2.43と安定。しかしながら、2016年はラミレス監督就任1年目に、先発転向を直訴。登板するも四球を連発し、2軍調整が続いた。2年目に先発した時よりもストレート・変化球ともに制球難に陥り、今後の選手生命も危うい状態に・・・。その結果から2017年再度中継ぎ転向。結果を残すことができないながらも、オフに2軍投手コーチに大家コーチが就任。カットボールとツーシームという、国吉投手の武器を伝授された。その影響からストレートの制球も安定し、投球の幅を広げた。2018年には、13試合にとどまるも、シーズンオフに今永らとともに、業務提携を結んだばかりのキャンベラ・キャバルリー(オーストラリアン・ベースボールリーグ)で経験を積み、現在のフォームであるセットポジション時の足の位置をクロスにしたフォーム、カットボール・ツーシームに手ごたえをつかんだ。その結果もあり、2019年は、最速161キロを記録し、145キロ前後のカットボール・140キロ近いフォークを武器に、1軍帯同を続け53試合5勝9H防御率4.80という飛躍の年になった。2020年に国吉(クニ 92)から背番号を65→92に変更。

2.ベイスターズの獲得理由

将来性の高い本格派投手の獲得である。ダルビッシュ2世と呼ばれんばかり196センチ、106キロ(入団当初は、90キロ前後)の大きな体格から投げおろすストレートに期待が寄せられた。万年ベイスターズは、先発投手がおらず、1番ひどい時は、「三浦・谷間・谷間・谷間」と揶揄された。育成ドラフトということもあり、5年後を見据えた指名だったが、2年目から支配下登録され、結果的にリリーフではあるが、指名したことが成功だったことを証明した。

3.選手のチェックポイント

★最速161キロのストレートと145キロ前後のカットボール★

国吉投手の大きな武器である、ストレート・カットボール。この2球種の制球が安定すれば、安定した成績を残せるに間違いない。特に左打者への内角のカットボールは、必見。今年は、戸柱捕手がメインマスクをかぶることが多いため、積極的に配球している様に感じる。カットボールを多投し、意識づけたところで、インコースのストレート。それは打てないよ。三嶋投手や、上茶谷投手、井納投手も同じ様な投球パターンを持っているが、国吉投手がスピードとして1番速い。加えて少し動く150キロ近いツーシームもある。しかしながら、その反面コントロールはアバウト。登板してみないと分からない点は、まだ安定しているとは言えないところだ。壊滅的なコントロールの時代もあったが、そこは乗り越えてゾーンに投げ込めているので、四球がかさんでも1軍帯同が続いている。

4.現在の立ち位置と起用方法

6~8回で、中継ぎローテーションとして登板している。一時期は調子も良く、日曜日、火曜日、水曜日、木曜日と移動日を挟んで4試合連続登板も経験。ラミレス監督の信用度が分かる。今年は、ブルペン陣が非常に安定しており、決まった回に登板することは無い。先発転向はもう無いだろうと感じており、来年も中継ぎ・セットアッパーとしての役割を期待されている。仮にラミレス監督の契約が終了し、同時にパットン投手の契約が終了すると仮定すれば、勝ちパターンのセットアッパーへ昇格する可能性も大いにあるだろう。選手としてピークにきていると思うので、後は制球の精度を上げて、防御率を向上させたい。

5.まとめ

大家コーチの助言からカットボールとツーシームで覚醒。セットアッパー昇格へ、制球の安定と防御率向上を。

祖父がアメリカ人であるクウォーターであり、イケメン選手として注目されている。妻はタレントの桐山紗知さんで、3児を授かっている。国吉選手のTwitterやインスタグラムで子供の様子もアップされている。うん、めちゃくちゃ可愛い。将来が楽しみだ。

今回は、国吉佑樹選手を紹介しました。

次回は、背番号93 中川虎大選手を紹介します!!!

次回もお楽しみに^^

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^