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2種衛生管理者資格はどのくらい勉強すると合格できるのか?

先日、2種衛生管理者の資格試験に合格しました。わーい!

社員50人を超えると選任する必要がある衛生管理者。それほど難易度の高い資格試験ではありませんが、自分が受けるとなると合格できるか不安ですよね。特に、わたし自身がいちばん不安だったのが、「どこまで勉強すれば合格できるのか、その塩梅がわからない」こと。

そこでこの記事では、「どのくらい勉強すれば2種衛生管理者に合格できるのか」を筆者の経験から書きます。あくまで筆者個人の経験に基づくものですので、自己責任で参考までにどうぞ。
2種衛生管理者試験の合格ラインが正答率6割なので、最短で正答率6割を目指す勉強法を紹介しています。

申請がめんどくさい&試験会場が遠いので一発で受かりたい!

本題に入る前に。衛生管理者の試験は、できれば一発で合格したいものです。なぜなら、申請がめんどくさい&試験会場が遠いため。
受験の申請のために必要なことはざっくり下記。用意するものがたくさん…。

【衛生管理者受験申請に必要なもの】
・受験申請書取得(郵送で依頼するか事務所まで直接取りに行く)
・卒業証明書
・事業者証明書
・証明写真
(参考:安全衛生技術試験協会

そして、試験会場も関東・東北・近畿などの主要地方につき1つしかありません。関東の試験会場は千葉県市原市。駅でいうとJR内房線の五井駅です。東京都内から電車で1時間半+バスで30分。都内から行って試験を受けて帰ってくるだけで丸一日かかってしまいます。
(年に1度、出張試験も受け付けているらしいです)

そんな、申請がめんどうなうえに遠い試験会場まで足を運ばなければならない衛生管理者試験。一発で受かりたいですよね。

効率的に点を取るために!問題傾向と合わせて解説してくれるテキストを選ぶ

さてここからが本題。
衛生管理者の資格試験は出題範囲が明確に決まっているので、出題範囲が網羅されているテキストを1冊丸暗記できれば必ず合格できます。でも、日々仕事しながら勉強している私たちは、できるだけ効率的に学習したいですよね。

そこでオススメなのが、問題傾向と合わせて解説してくれるテキストを選ぶことです。ただひたすら丸暗記をするのはつまらないし、学習効率も悪いです。

例えば、「衛生委員会のメンバー構成」という頻出の問題。

・衛生管理者を1人以上選出する必要があり、労働衛生コンサルタントでもよく、専属でなくてもいい
・産業医を1人以上選出する必要がある、専属でなくてもいい

と、丸暗記するのではなくて、

衛生委員会のメンバーは専属の必要があるか?をよく問われる。いずれのメンバーも専属でなくていいので覚えておこう

のように、問題傾向と合わせて解説してくれるだけで理解も早まりますし、点数アップに直結します。

こういった解説をしてくれるテキストはとても少ないのですが、わたしがお世話になったのは下記。過去問の傾向をとらえた解説が豊富で、丸暗記するよりも楽しく学習できました。

2種衛生管理者試験は、最低限上記テキストを完ぺきに理解できれば合格ラインまでいくと思います。同テキストは頻出問題に集中して解説している分、カバーしてない出題範囲も存在しますが、その問題が出たらあきらめるというのもいっそありかもしれません。

過去問を繰り返して問題傾向をつかめ!

上記のテキストを1周したら、過去問を解きましょう。おそらく、もうこの時点で過去問は6割程度正解できるようになっていると思います。

過去問を解いてみると分かるのですが、同じ傾向の問題がほんとうに何度も何度も出題されているので、過去問を繰り返し解くことで問題傾向をつかめるようになっているはずです。
過去問を繰り返し解いて間違えた問題を復習して理解することで苦手な分野があぶり出されると思うので1つ1つ苦手をつぶしていきましょう。

そうして過去問集を1冊終える頃には、8割以上の点数がとれるようになっているはずです。ここまでできれば、本番での正答率6割がとれるはず!

過去問集はなんでもいいのですが、できるだけ解説がていねいなものがいいですね。筆者が使っていたのは下記です。

新傾向問題に気をつけろ!

ここまでの学習で、試験本番の正答率6割以上はじゅうぶん狙えると思います。

ただし、ここで紹介した学習方法には1つ欠点があります。それは、新傾向問題に対応できないこと。テキストも過去問も、過去の問題傾向への攻略に特化しているため、新傾向の問題が出たらまったく対応ができなくなってしまうのです。

実際、わたしが受けた試験でも過去問ではまったく出てこなかった問題がいくつか出ました。
余裕があれば、「メタボリックシンドローム」「ストレスチェック」などの新傾向で出そうな領域の知識を身につけておくとさらに安心でしょう。

これから試験を受ける方へ、健闘を祈ります!

以上が、わたしの経験から紹介する効率的に2種衛生管理者の試験の合格ラインに達する学習方法でした。まとめると下記です。

【どのくらい勉強すると2種衛生管理者に合格するかまとめ】
・問題傾向と合わせて解説してくれるテキストを1冊こなす
・過去問を繰り返して問題傾向をつかむ
・余力があれば新傾向問題の理解を深める

繰り返しですが、あくまで筆者の体験と感覚によるものですので、どこまで勉強するかは自己責任でご判断ください。それでは試験、がんばってください!!

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