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なべはるが note に書くテーマを決めるときに気をつけているコト

note を初めて約1年。気づけば30記事ほど書きました。ということで、わたしが note で書くテーマを決める際に気をつけていることを整理してみました。なかなか書くテーマが決まらない!という方や、せっかくだから多くの人に読まれる記事を書きたい、という方はぜひどうぞ!

【なべはるの note 歴】
・2019年7月開始
・2020年7月末時点で30記事・フォロワー588人・累計PV 19万5千くらい。月あたり平均PV 約1.6万。

このとおり、すごく読まれているわけではないけれどすごく読まれていないわけでもないふつうのブロガー代表として、書くテーマを考えるときに気をつけていることを紹介します。

テーマをシャープな切り口で切り取る

記事を書くとき、どんなテーマをどんな切り口で書くかにいちばん神経を使っています。自分の知っていること・体験したこと・感じていることをどんな切り口で切り取るのか。
この切り口がシャープなほどいい記事が書けるし、切り口がぼやけているといまいちな記事になってしまいます。

シャープな切り口というのは、まだ誰も気づいていないような視点や、その人じゃないと気づけない視点でテーマを切り取ることです。
世の中には情報があふれているので、だれでも書けるような一般的な切り口の記事ではわざわざ読みたいと思ってくれませんし、わたし自身もわざわざ書きたいと思えません。

例を1つ挙げてみます。
今年(2020年)の4月。緊急事態宣言の影響で、急きょ全社員テレワークに切り替えねばならずドタバタとしていました。わたしの脳内のほとんどがテレワーク対応で占められていたので、テレワークについて何か記事を書いてみようと思い立ちます。

当時、多くの企業が「テレワークに切り替えました」「こんな方針でテレワークしてます」という発信を行っており、ただ単にテレワークに切り替えましたという記事を書いても、他の多くの記事と差別化できず面白い記事にはならない気がしていました。そこで、テレワーク切り替えにより「バックオフィスが対応したこと」だけを具体的にまとめた記事を書きました。

テレワーク移行というざっくりしたテーマを、「バックオフィスが対応したことをまとめる」という切り口で切り取ったわけです。この切り口であれば、今後バックオフィスとしてテレワーク対応する方の役に立つことができますし、実際にテレワーク対応したわたしでないと書けない記事が書けます。

このように、テーマをシャープな切り口で切り取れているか?がだいじなことだと思っています。シャープな切り口を見つけられると、記事自体も楽しくスムーズに書けます。

有名人・有名企業は例外

この、シャープな切り口理論ですが、有名企業や有名人は例外だと思っています。
例えば先に挙げたテレワークの記事も、「Googleが取り組んだテレワーク施策」だったら、きっと多くの人が読みたい記事になります。
「2020年6月に起きたこと」なんていう工夫のかけらもない記事タイトルでも、イチローが書いた記事ならめっちゃ気になりますよね。彼らは存在自体がシャープなわけです。力こそパワー。

有名人・有名企業ならそれでいいかもしれませんが、我々一般人・ふつうの企業は、面白い記事になるような切り口を探したほうがいいと思っています。以下に、シャープな切り口を見つけるポイントをいくつか挙げてみます。

※余談
切り口のシャープさにこだわらない、その人のありのままの体験・感情・想いをつづった文章は、それはそれですごく魅力的だと思っています。わたしはそういう記事を書くのが苦手なので、このように頭で考えたテーマ選びになりがちです。

シャープな切り口を見つけるポイント①:一般論と自身の専門性のすき間を探す

「一般的にはAと言われているけれどわたしの目線からみるとBである」とか、「みんな何となく雰囲気で理解した気になっていることを分かりやすく説明する」などのように、一般的に言われていることを自身の専門性から再解説するテーマは意外性があって面白い記事になりやすいです。

印象に残っているのはグッドパッチさんの下記の記事。世間的には受託って残業多いし大変じゃない?と言われているなかで、「クライアントワークを舐めるな!」というメッセージは強烈で痛快でした。

わたしが書いた記事のなかでは、下記がハマりました。「成長するために残業したほうがいい」と言われると意外と反論が難しい、けれどなんかもやもやする、という一般論をわたしなりに整理して反論したものです。

このように、一般的にこう言われているけれどなんかちがうんだよなー、ということを言語化すると面白い記事になるかもしれません。

シャープな切り口を見つけるポイント②抽象度を下げる

同じテーマでも抽象度を下げて具体的な内容にすることで、切り口がシャープになることもあります。先ほど例に挙げたバックオフィスのテレワーク対応記事も、テーマを具体的にすることで切り口がシャープになった例ですね。

他の例でいうと、下記の業務効率化記事があてはまります。
残業削減・業務効率化系の記事は世の中にあふれている中、「人事業務を効率化する方法を具体的に」書くことで独自性を出してみました。

「勤怠がまだ締まってない人へのアラート通知を効率化する」などの、人事以外の方にはまったくピンとこない内容。読者ターゲットがせまい分、刺さる人には刺さる内容になっていると思います。

シャープな切り口を見つけるポイント③実体験をベースに書く

テーマ自体が凡庸でも、実際に体験したことを書けばその人でないと書けない内容になるので独自性希少性があると思います。

例えば下記の、未来工業さん会社見学記事。
未来工業さんはカンブリア宮殿にも出演するくらい有名な企業で、「未来工業はホワイトだ」と紹介している記事も当然数多くあります。けれど、実際の会社見学会に参加したからこその記事が書けるなら、わたしが書く価値があると思い書いています。
実際、山田社長の講演その場にいたからこそのニュアンスを伝えられたと思います。

シャープな切り口を見つけるポイント④異なるジャンルをかけ合わせる

専門性AとBをかけ合わせることで独自性希少性が生まれ、切り口がシャープになると思います。専門性というのがピンとこなければ、属性のかけ合わせと考えてもいいかもしれません。

例えば、広告の仕事をしている新卒2年目の人が広告ノウハウ記事をふつうに書いても、多くの広告従事者にとって既知の内容しか書けないでしょう。
でも、「広告の仕事」×「新卒2年目」と属性をかけ合わせれば、「新卒1年目に知りたかった広告ノウハウ」のような、新卒1年目にとってはすごく有益な記事を書けるかもしれません。
「新卒2年目」という知識や経験が浅いということも立派な独自性で、経験が浅いからこそ持てる視点・書ける記事がきっとあるはずです。

ちなみに、わたしの note では「人事」×「漫画」の記事が多くあります。人事も漫画もわたしより詳しい人はたくさんいると思いますが、その2つをかけ合わせることで独自性を出す試みです。

「人事」×「漫画」でいちばん読まれている記事がこちら↑。幻影旅団を「ホラクラシー組織」とか「リファラル採用」などの言葉を使って解説しています。

書きたいことを書く

最後に、書くこころがまえとして大事にしていることです。せっかく書くなら、自分自身が書きたいと思える・自分自身が読みたいと思える記事を書くようにしています。

書きたくもないけど書けるテーマだからとか、人から言われたからとか仕方なく…という理由で書かかれた文章をだれも読みたくないと思うので、少なくとも自分自身が読みたいと思える記事かどうかはいつも気にしています。
書いた結果まったく読まれなかったとしても、「わたし」という読者1人は獲得しているのでそれで OK と思えます。

以上、わたしが note のテーマを考える際に気をつけていることでした!少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます!

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