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「良い戦略、悪い戦略」を読む12 ー供給と需要の両方を作り出す戦略で優位性を築くー

仕事帰りの電車の中で。
「第12章優位性」の途中から最後までと「第13章ダイナミクス」と途中まで。優位性を創造する際に競争優位だけに気をとられると収益へ繋げることはできない。

ザクロで収益を上げた企業の話。
1.ザクロの健康への良い効果の研究に大きな資金を投入する→結果を雑誌、テレビ、新聞広告などに広く掲載→それによりザクロに対する需要を創造する。
2.その裏で広大な土地を確保し栽培する→ジュースは100%濃縮にこだわる→大量生産。

優れた戦略が収益に繋がるように需要を創造した。収益には需要が必要であり需要の創造がさらなる優位性の拡大に繋がる。

個人的にこのザクロの例はわかりやすい。
a「優位性×生産力=供給」。
b「研究開発×マーケティング=需要」。
という式が思い浮かんだ。
そしてaもbも同じ企業が作り出すことで収益に繋がる。
まさに筆者が言う鎖構造の戦略である。

第13章はダイナミクス。新技術の開発によりライバルに勝つ戦略ではなく、世の中の変化=うねりをとらえた戦略によりライバルに勝つ。その事について。(第13章についてはまだ途中なのでここで終わり)

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