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コミュニティ放送部#6 オンライン交流会〜ゲームで会話は生まれるのか編〜

みなさん、こんにちは。

私はオンラインイベントのコンテンツや配信方法などの知見を共有する勉強会「コミュニティ放送部」を主催しておりまして、今日は7月16日に開催したトライアルイベントの報告と私自身の感想などを書こうと思います。

コミュニティ放送部は過去5回開催しておりますが、今回はいつものライブ配信型のイベントではなく、全員参加型の交流会として開催しました。

突然ですが、みなさんがコミュニティイベントに参加する理由は何でしょうか? 「学びを得たい、最新情報が知りたい、実践者の話を聞きたい」「仲間を見つけたい、ネットワーキングしたい、誰かと話がしたい」

参加する理由は人それぞれだと思うのですが、私が運営するコミュニティも含め多くのコミュニティイベントがオフラインからオンラインへ移行する(せざるを得ない?)とともに、横のつながり(特に参加者さん同士)をつくるのが難しいなと感じていました。

私はリアルで人に会うのが大好きですし、またリアルでイベントがしたいなーと常々思っています。でも、コロナ禍でオンラインイベントを開催したり参加する中で、オンラインだからこそ出会えた人もたくさんいるのです。

オフラインでは実現しなかったつながりが、オンラインの世界ではできている。出会い、働き方、暮らし方、生き方、選択肢が増える事はとてもいいことだと私は思っています。 そしてオンラインでの出会いから感情や行動が伝染する方法はもっともっと色々あるんじゃないかと思っていて、今回は”ゲームをきっかけにしたらオンラインでも楽しくかつ自然に繋がれるんじゃない?”と思い立ち、トライアルイベントとして開催したものになります。


【ナッジ理論】

私は行動経済学に興味がありまして今日はナッジ理論をご紹介したいと思います。

ナッジ理論とは「小さなきっかけを与えて、人々の行動を変える」行動経済学で用いられる理論の一つで、強制ではなく自然な形で人の行動を誘導するというものです。ちなみに、悪いナッジは「スラッジ」と呼ばれたりもしています。

今回のゲームを使って交流を促進するというものを「ナッジ」と呼んでいいものかは曖昧ですが、交流会というイベントに申し込んだ交流をしたい気持ちを持っている人たちが集まったとしても「どうぞ!交流してください」という場を用意するだけでは、相当なコミュニケーションモンスターでない限りハードルが高いと考えます。

「場を用意する」+「ゲームを通じて話すきっかけを提供し交流という行動を促進する」という事が可能なのかやってみた!というのが今回のトライアルイベントの趣旨となります。


【BrawlStars(ブロスタ)を採用した理由】

・スマホゲームで専用ハードが不要。IOS /Androidともに対応しており、基本プレイは無料

・1ゲームが数分で終わる(参加者さん同士の交流を目的としているので、イベント中に何回かメンバーチェンジをしたかった)

・操作が簡単(初心者でもやりやすい)

・参加者同士でチームを組んで楽しめる(チームゲームじゃないと、交流がうまれにくいと思う)


🔼Brawl Stars(ブロスタ)は、Supercell社が開発したスマートフォン・タブレットでプレイ可能なマルチプレイゲーム。3人編成のチームで対戦ができ、チームメンバーで戦略的に動く事が必要になるので、自然と会話が発生する(と考えました)


【oViceを採用した理由】

・空間内での移動が参加者さんの操作になるので、ホストの負担が少ない

・どこに誰がいるか?どこに人が集まっているか?などが見える

・操作が簡単(最初は戸惑うが、わりとすぐ慣れる)

・ダウンロードやインストールが不要でブラウザを開くだけで利用できる

・私自身が他のイベントで使っていて放送部でも使いたいと思っていた


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🔼使用したのは[oVice]というサービス。リアル空間を再現している感じで、自分でアイコンを動かし、誰かに近づくと声が聞こえて離れると聞こえなくなります。最近いろんなイベントで使われていますね!勢いを感じます。


🔼今回はイベント参加募集時から「BrawlStars(ブロスタ)」というスマホゲームをやりながらoViceに集まってワイワイ交流する「ゲームで交流会」とうたっていました。トライアルイベントにもかかわらず、当日は9名の方にご参加いただき感謝です!


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🔼最初に集合場所に集まり、イベントの説明とゲーム練習。その後1テーブル3人に分かれてチーム対戦しました。10分ごとを目安にメンバーをチェンジ。oViceだと「●さんは1番に移動してくださいー」「✖️さんは2番ですー」のような声かけがリアルイベントに近い感じでした!


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🔼1時間ほどで、みなさんoViceにもゲームにも慣れたようです。最後は集まって交流会のフィードバックやoViceの感想、イベントアイディアなどをディスカッション。


🌟皆様からいただいたフィードバックメモと私の感想🌟
・ゲームのプレイヤー名と、oviceの名前は同じがよい(名前が違うとフレンド申請時に誰が誰だかわからない)
・ゲームのフレンド申請はIDよりリンクの共有がやりやすい
・oViceはPC、ゲームはスマホのためoViceのチャットだとフレンド申請が難しい。スマホからアクセスできるイベント連絡用&リンクの共有用の連絡手段(Messengerグループなど)があるとよい
・最初の練習タイム(30分程度)はあったほうが良い
・テーブルごとにゲームホストがいるとよい(チーム編成のため)
・チームゲームは楽しい(1人でやるより楽しい)
・oViceはZoomのブレイクアウトルームより移動が簡単、メンバーチェンジが楽チン(ホストが操作しなくていいので負担が少ない)
・運営がテーブルをまわって声をかける感じが、リアルに近い
・”はじめまして”でも、ゲームをやりながら自然と仲良しになる感じはあるかも
・1時間でなんとなくoviceにもゲームにもみなさん慣れた
・交流×ゲームはオンラインと相性がよい
・ブロスタは1ゲーム数分で終わる&チームが組めるので交流と相性がよい
・イベントの合間に交流タイムとしてネットワーキングのアイスブレイク的に取り入れるのはよさそう
・ワークショップなどと同じで、”一つの事をみんなでやる!”というのは、リアルでもオンラインでも一体感が生まれやすいと感じる

・結果、みんな、ゲーム強くなりたくなる(笑)



今回は参加人数がちょうど9人でしたので、3人×3チームでいい感じに回転寿司方式でのメンバーチェンジも試せ、いい感じでトライアルができました!
みなさんから楽しかったです~っ!またやりたい!というコメントいただきましたので、また開催します😊


これからも、オンラインイベントで楽しく繋がれるコンテンツや配信のアイディアなどを一緒に模索してくれる部員さんを募集しております!

ご興味ある方はコミュニティ放送部に是非ご参加ください。お待ちしております🤗







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