美術館の外で、作品を考える。-「生命の庭」展レビュー
先日、東京都庭園美術館で開催中の「生命の庭」展に行ってきた。
アール・デコ建築として有名な庭園美術館。元々は朝香宮家の邸宅として使われていたという。小さな装飾から壁、天井の照明など、細かい所まで気が配られていて、なんだか心がくすぐられる。こんな住まいなら自粛生活も華やかだろうな、なんて考えてみたり。
各部屋には8名の現代作家による作品が置かれ、いずれも生命(自然と人間)を題材としていた。アール・デコというと、直線的な装飾が思い浮かぶが、所々に植物的なモチーフが隠れていた。